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プロ並みの仕上がり!初心者でもできるサーフボードのリペア

サーフボードのリペア

サーフボードのリペア方法

軽度な傷なら自分でリペアできます!
こまめなダメージチェックで早期発見と早めのリペアを…。

サーフボードのお手入れを普段からしっかりおこなっていますか? サーフボードはとてもデリケートです。
普段からのお手入れがとても重要で寿命にも大きく影響してきます。
寿命が大幅UP!3分でできるサーフボードのお手入れ」を参考にサーフィン後はボードのお手入れを
しっかりとおこなってください。 その際にキズなどのダメージチェックも忘れずに!
サーフボードはちょっとぶつけたり、地面や床に落しただけでも簡単に傷ついてしまいます。
サーフィン中にも気付かないうちに、接触などでダメージを受けたりする事もあります。
ぶつけた記憶もないのにボードに傷が…なんてことも少なくありません。こまめなダメージチェックを!
軽度な傷でしたら自分でリペア可能ですが、傷口が大きすぎたり、傷口から海水が染込み剥離を
起こしているなど、状態が悪い場合は無理せず、サーフ(リペア)ショップへ持っていきましょう。
※サーフィン中にクラッシュしたら直ちに海から上がってください。
そのまま長時間、海水に浸けていたらサーフボードが使い物にならなくなります!

道具の準備で、仕上がりはが大きく変わります!

それではリペアについての説明いたします。
ここでは一般のポリエステルのボード(グラスボード)が対象となりますのでご注意ください。

まずは、リペアの際に必要な道具を準備します。




1)FRPポリエステル樹脂(レジンとも言う)

【ポイント!】 より綺麗に仕上げたいなら、仕上げ用の「ホットコート用レジン」も準備してください。
FRPポリエステル樹脂の画像


FPR(繊維強化プラスチック)とはガラス繊維をポリエステル樹脂と触媒の混合物で固めて機械的に
強度を高めたものです。
ホットコートとはFRPポリエステル樹脂にパラフィン溶液を3~5%程度混ぜたもので、インパラレジンと
呼ばれています。また、パラフィン溶液を入れていないFRPポリエステル樹脂をノンパラレジンと呼びます。
ノンパラレジンはボードをガラスクロスでラミネートする時に使用します。硬化した際でも表面がベタベタと
している為、重ね塗り(上塗り)が可能となります。但し、硬化前が理想で、完全に硬化した後、そのまま
重ね塗りはお勧めしません。逆にインパラレジンは硬化後はワックス効果の働きで表面がツルツルと
しており、重ね塗りには不向きです。ではノンパラレジンだけでいいのでは?…そうなんです!
ホットコートは別になくてもリペアは出来ます。しかし、ノンパラレジンはサンディングの際に、表面の
ベタベタしている部分がサンドペーパー付着し、上手くいきません。
対策として最初は粗め(80くらい)のサンドペーパーを使うことで表面のベタベタを取り除けます。
一方、インパラレジンは表面がツルツルになりますのでサンディングし易いのも特徴です。仕上げ向き。
ラミネートしサンディング後のサーフボードの表面はサンディングで気泡やガラスクロスの一部が
見えてしまい見た目も悪くなります。これを隠すためにペンキのように塗り、トップコートをします。
この仕上げにホットコートレジンは欠かせません。
なお、インパラレジンはノンパラレジンにパラフィン溶液を3~5%混ぜれば良いのですが、
ホットコート用としてインパラレジンも販売しているようですので、こちらの方が無難でしょう。

2)FRPポリエステル樹脂用の硬化剤

樹脂を硬化させます。

3)ガラスクロス(4~6オンス)

ガラスクロスとはガラス繊維の布のことで、シェイプしたブランクスをラミネートするのに使われています。
繊維の大きさによって4オンス、6オンス、8オンス、10オンス等の種類があり、それぞれ強度と重さが
変わります。数字が大きい方が繊維が太く、目が粗い、クロス自体も重さも重くなります。
目も粗いために、樹脂を塗付後は、クロスに含まれる樹脂の量が多くなり、樹脂の層が厚くなります。
このように重くはなりますが、より丈夫なボードが出来上がります。
ボードによって使うガラスクロスは変わりますが、一般的なロングボードの場合は、
6オンスのクロス使用しデッキ面に2枚、ボトム面に1枚、ラミネートされているようです。
部分リペアなので、重さに関しては神経質にならなくても良いので、4 or 6オンスで十分でしょう。
少しでも丈夫にしたければ6オンスがいいかもしれません。リペア箇所、傷の状態によって使い分けたり、
2枚重ねするなどされると良いでしょう。但し、あまり重ねすぎたりすると仕上げる際に補修面が
盛り上り綺麗に仕上げられなくなりますのでご注意ください。
ファイバークロス・グラスファイバーの画像

4)サンドペーパー & コンパウンド

サンドペーパーとは、いわゆる紙ヤスリにです。
ここでは耐水ペーパーのやすりを準備してください。
非耐水よりも若干高価ですが金額的にはそれほど高いものではありませんので、
後々の仕上がり、作業効率からも耐水ペーパーをお勧めします。
紙やすりの画像
【サンドペーパーの荒さ】 #80 #120 #220 #320 #600 #1000 #2000
私の場合はこの組み合わせで仕上げますが「より丁寧に」「もう少し簡単に」と
ご自身の感覚でさらにサンドペーパーを細かく増やしたり、減らしたりしてください。
減らす場合の例 #100 #320 #600 #1000 など…。
サンディングは仕上がりにも大きく影響してきますので、失敗したくない…
綺麗に仕上げたい…とお考えでしたら、あまりケチらずに準備してください。

3Mコンパウンドの画像
サーフボードが鏡面仕上げされているなど、光沢のあるタイプでしたら、
サンドペーパーだけでは仕上がりはよくありませんのでコンパウンドで綺麗に
磨きあげてください。 見違えるように綺麗に仕上がります!
【コンパウンド】 細め・鏡面仕上げ用 :3M 5973 ハード2もおすすめ。

5)マスキングテープ、カッターナイフ、ハサミ

マスキングテープはガラスクロスを固定したり、樹脂の液だれ保護、
サンディング際のボード保護用に使用します。必須アイテムです!
カッターナイフは傷部の破片等取り除いたり、切り取る際に使います。
ハサミは、ガラスクロスをカットする際に使います。
サーフボードリペア用工具の画像

6)スプレー缶・ペンキ類(水性or油性)

傷の度合いによりますが、傷が深く、ボードを削り取らなければならない場合は
サーフボードと同色のペンキが必要となります。油性、水性どちらでも構いませんが、
液体のタイプがいいです。(ただし、同じ色を探すのが大変です…。)
スプレー缶タイプのものが、色を混ぜたりする際など、微調整はし易いです。
缶スプレー・ペンキ類の画像

7)刷毛(ハケ)、割りばし・アイスバー、紙コップ

紙コップは樹脂を入れる容器として使います。使い捨てできるので手軽でお勧めです。
大量に樹脂を使うケースは少ないので、小さめの紙コップの方が料が混ぜやすいです。
割りばし、刷毛は樹脂を塗付するときに使います。
出来れば割り箸より、アイスのバーがGOOD! 割り箸は塗付する際に鋭角な部分が
ガラスクロスに引っかかりやすいので、アイスバーの方が塗りやすく綺麗に仕上がります。
刷毛は仕上げの際に使用します。
刷毛(ハケ)、割りばし・アイスバー、紙コップの画像

8)防塵マスク・防毒マスク、保護手袋など

FRPポリエステル樹脂及び硬化剤を使用の際は、防毒マスクが理想です。
作業は換気の良いところでおこなってください。くれぐれも屋内の密閉したところは
避けてください。出来るだけ皮膚に触れないように保護手袋もご準備ください。
詳しくは、商品に記載の取扱い方法、注意事項をしっかりお読み頂き、
ご自身の責任でご利用ください。
サンディングの際もガラス繊維等の粉塵が空気中に無数舞いますので、防塵マスクをの
ご準備をおすすめします。無ければ、市販の不織布マスクを2枚重してもよいでしょう。
さらに保護手袋等を付けなるべく皮膚に粉塵が付かないように防備されると良いです。

9)アセトン

刷毛などのサーフボードの修理用具の洗浄に使います。
使い捨ての刷毛なら、アセトンは無くても問題ありません。
アセトンの画像

それではリペアを始めましょう!

基本的にリペアの流れは一緒ですが、「リペアは初めて…。」「トライしてみたが
上手く出来なかった…。」「仕上がりに納得がいかない…。」など、ご不安、お悩みをお持ち方に
失敗を最小限に抑えながらキレイに仕上げるリペア方法をお教えます。
初めての方が失敗し易い、難しい作業など改善する為の方法となっておりますので
プロの方など、リペア技術のある方とは細かな点で手法など多少異なる部分があります
のでご了承下さい。




 

■ 傷の状態をもう一度確かめましょう!

再度、傷口のチェックをしてください。
一番気をつけるのは、傷口から海水が染込んでいないかです。
中に水分が吸収されているようなら、ティッシュなどをあて、水分を吸い取ります。
この作業を繰り返しおこない、しっかり乾燥させてください。
出来れば、その後も数日間、風通しの良いところでしっかり乾かしておくと良いです。
水分が残ったままリペアするとサーフボードは重くなり、強度も弱ってしまいます。

■ 補修箇所の傷口を綺麗にサンディングします。

軽度なキズ口の画像
はじめに100~120番のサンドペーパー(やすり)で傷口の表面をサンディングします。
極軽度な傷でしたらフォーム(ブランクス/サーフボードの心材のこと)に到達する少し手前まで
サンディングする。フォームまで削らないように確認しながら丁寧かつ慎重に削ってください。
フォームぎりぎりまでサンディングできればベストですが、誤ってフォームまで削ると補修も
難しくなり、仕上がりも悪くなりますので注意してください。
(特に色の付いているボードはその色まで剥がれてしまいます。)
最初は無理をせず、傷の表面がある程度、綺麗になっていれば良いです。
軽度なキズ口のサンディング後の画像
この時、キズ口の周りも広めにサンディングしてください。イメージとしてはキズの周辺近くは
キズと同様に…。さらにその周りはキズ・キズ周辺よりやや浅めにサンディングしてください。
傷口から離れるほど浅めに削ってください。この後、キズ口に3倍ぐらい大きくカットした
ガラスクロスを貼りますので、そのサイズの広さが目安です。

※サンディングされてない部分は、ラミネートの際にポリエステル樹脂がしっかり塗布せれません
ので、ラミネートしたい部分はしっかりとサンディングしてください。
※キズ口より広めにガラスクロスを張る理由は、傷口だけにするより強度上がるのは勿論ですが、
キズ口の周辺が万が一にも弱っていた場合に補修ミスによる強度低下を防ぐ効果もあります。
リペアの強度、完成度を上げる為にも、3倍以上に広めにおこなってください。

■ ガラスクロスを仮止めします。

ガラスクロスをキズ口より3倍ぐらいの大きさ、またはそれ以上の大きさにカットします。
ガラスクロスとマスキングテープ画像
カットしたガラスクロスをマスキングテープで固定します。
固定の際はガラスクロスをボードにしっかりフィットさせるイメージでなるべく、たるみが
無いようにマスキングテープで固定してください!
ガラスクロスを固定したらさらに、マスキングテープを写真の様に外側に広めに貼ります。
この後に塗付する樹脂がタレ落ちてボードに付着するのを防止できます。
心配な方は、さらに広く樹脂だれ防止のマスキングテープを貼ってください。
(あまり貼り過ぎても意味がありませんのでボードの置き方、傾き等を考慮し貼ってください。)
ガラスクロスを固定した画像

■ サーフボードにラミネートする為の準備をします。
ポリエステル樹脂(ノンパラレジン)に硬化剤を加えます。)

樹脂(レジン)と硬化剤(パーメリック)の比率は、容器などに掲載してありますので、よく読んでお使いください。
樹脂は季節(気温)により硬化に掛かる時間が変化したり、硬化しにくくなるなどの症状がありますので、
気温に応じ硬化剤(パーメリック)を加える量を変える必要があります。
硬化速度は 「気温高い=硬化速度が早い・硬化しやすい」 「気温が低い=硬化速度が遅い・硬化しにくい」
となりますので、「気温の高い時は少なく」、「低い時は硬化剤を多く」入れます。

ポリエステル樹脂(レジン) 1kgに対しての硬化剤(パーメリック)混入量の目安
冬   7~10cc
春・秋 5~8cc
夏   4~5cc

※ 樹脂100に対して、硬化剤(パーメリック)1%の比率を順守してください。
(サーフボードが焼けこげたり、場合によっては火災等の恐れもありますので十分注意してください。)
※ 写真の容器タイプの硬化剤(パーメリック)は使い勝手が良くお勧めです。
但し、稀に写真の商品ではありませんが、このようなタイプの硬化剤の容器は先端部と容器本体とが
分かれておりキャップを外した際に、先端部が外れてしまうこともあります。万が一、樹脂の上で傾けた
状態で先端が外れると大量に硬化剤が出てしまい、火災を起こす原因となりますので、先端部が
しっかり閉まっているか毎回確認してから使ってください。
パーメリックと樹脂を混ぜる画像
写真の紙コップは90ccの容量です。この樹脂(レジン)量で春・秋なら硬化剤(パーメリック)は
2~3滴ぐらいで良いと思います。硬化剤(パーメリック)をいれたらしっかり、割り箸などでかき混ぜます。
混ぜる際は、気泡が出来やすいので、なるべく気泡が出来ないように気を配りながら混ぜてください。
ボードに塗付後に気泡があるとサーフボードの強度が低下したり、水が入ることもありますので

【キズ口が目立つ場合には…樹脂に色をつける】
今回(上記写真)のように軽度なキズの場合は正直、必要ありませんが、今回は例として
樹脂(レジン)に色を加えてリペアします。軽度なキズでしたら上記の作業で準備完了ですが、
色を加える際は、硬化剤(パーメリック)を加える前に、樹脂(レジン)だけを入れた容器に、
スプレー缶やその他、液体の塗料などを加えます。あまり入れ過ぎるとその後の硬化に影響しますので、
色を少し加えるというイメージで十分に色は入りますので控えめに加えてださい。
樹脂を入れた容器に色を加えたら、しっかり割り箸等で混ぜます。
色の状態を見ながら、足りなければ色を足して下さい。
今回は色を合わせやすいホワイトのボディカラーですが若干焼けもありますのでイエローを少し加えて
色を調整します。白系のサーフボードは比較的色をあわせやすく、ごまかしも効きますが、
その他の色の場合、市販のスプレー缶など塗料のバリエーションも少ない為、色を合わせるのが
大変ですので、今回のような軽度なレベルのキズでしたら、色は加えないでリペアした方がいいでしょう。
レジンに色を加える画像

■ 樹脂を塗付します。(1回目)

割り箸やアイスバーで先程準備した樹脂を塗付していきます。
角のある割り箸よりは、アイスバーの方がガラスクロスを引掻く事もなく塗りやすいので
オススメです。バーで樹脂をすくい塗付していきます。一気に厚めに盛らずに少しずつ塗り広げる
ようにします。この時、サーフボードとガラスクロスの間など気泡が出来ないように軽く叩いたり、
押したりしながら薄く樹脂を塗っていきます。
樹脂を塗付(ラミネート)する画像
※本来はサンディングした部分に樹脂を薄く塗ってからガラスクロスを貼り、その上に
樹脂をもう一度塗りつける方がクロスがボードにしっかりと張り付くのでの良いのですが、
初めての方が手際よく綺麗に仕上げるのは難しく失敗の可能性も高いですので、ここでは
初めての方にも失敗が少ない(ガラスクロスの)マスキングテープ固定による2度塗り方法
を説明しております。

■ 樹脂を塗付します。(2回目)

最初に樹脂を薄めに塗り、2度塗りする事のメリットは、樹脂を盛りすぎることで起こる樹脂の
浮きを最小限に抑えます。また、気泡も出来にくいので強度の面でも安心です。
気温、パーメリックの割合で硬化速度は多少変化しますが樹脂は20~30分で硬化が始まります。
硬化が始まる少し前ぐらいに、ホットコート用の樹脂(インパラレジン)を使って前述の
「サーフボードにラミネートする為の準備をします。」から再度、同様に硬化剤、色を付けた方は
色も入れ準備します。塗り方は、1回目に塗付した上に覆うように樹脂を塗り広げていきます。
(押さえつけないように、そっと置いて塗り広げる様な感じで…)

2回目にホットコート使う理由は、サンディングが楽になると言う点だけですので、この作業が
面倒でしたら、1回目を素早く塗ってから、5分強の時間を置き、2度塗りを始めます。
この時、樹脂はまだ硬化前なので1回目に準備した同じものを使い塗り広げていきます。
この場合も押さえつけないように、そっと置いて塗り広げる様な感じで塗付してください。

しっかり固まるまで待ちます。
半日から1日ぐらいは掛かりますので、出来れば1日はみたほうが良いでしょう。
しっかり固まったらサンディングします。
レジンを2度塗りした画像

■ サンディングします。

まずはサンドペーパー #80~100で削っていきます。
ホットコートをしてない場合、表面がベタベタしておりますので最初は#80くらいを使った方がいいでしょう。
サンドペーパーは木材など平らなものに巻いてサンディングすることで均等・きれいに削れます。
サンディングの際は削り過ぎないように、状態をこまめに確認しながらおこなってください。
(注)全体を均等に削っているつもりでも、(今回のリペア箇所の場合は)レール部のカーブになっている
部分やリペア部の中心部分が多く削れてしまう事もありますので注意してください。

また、最初は全体を削り、表面がある程度綺麗になったら、マスキングテープ周辺を削るイメージで
サンディングしてください。周辺を削る際にサンディングしづらいようでしたら、サンドペーパーを
直接手に持って写真④ように指を使い削っても構いません。
下の写真1ぐらいまで削ったら、ぼろぼろになったマスキングテープを剥がします。
サンディングその1画像
再度、同じくらいの割合で写真2のようにリペアした部分を囲むように新しくマスキングテープを
貼りなおします。次のサンディングの際にリペア部以外の部分を誤って削ってしまうのを防ぐ為に
貼り直します。次はサンドペーパー#120でサンディングします。
この時点では、まだラミネート(リペア)した部分が盛り上がっていますので、全体的に面を
整えながらサンディングしていきます。あまり削りすぎると、ガラスクロスが見えてきますので
ガラスクロスが出てこないところで止めます。(削り過ぎないように注意いしてください。)
この後もサンディングしますので多少盛り上がってるくらいで構いません。
リペア箇所の境界線の部分を写真4の様に手(指)でサンディングします。
境界線が分からなくなるギリギリ手前ぐらいまで確認しながら慎重にゆっくり削っていきます。
リペア箇所の中心を頂点としから少し山になる様なイメージで周辺を削ると仕上がりが綺麗に
見えます。
サンディングその2画像
サンディングその3画像
写真5ぐらいまで削ったらマスキングテープを剥がします。
#220で、さらにサンディングし面やリペアとの境界のライン等を整えます。
この時、リペア部のアウトライン周辺にガラスクロスが見えてきますが気にせずに削ってください。
この後、仕上げのトップコートも行いますのでトップコートの為のサンディングとしてリペア部の
アウトラインより2センチ程度~周辺も軽くサンディンしておきます。
※ サンディンしてない部分(表面がつるつるした状態)には樹脂がのらずトップコートができません。
サンディングその4画像
写真7のようにサンディングできたらトップコートを行います。
なお、仕上げのトップコートには「インパラレジン」が必要ですが無い場合は仕上げの
トップを行わずに#360、#600、#1000、#2000の順にサンドペーパーを
かけて仕上げます。場合よってコンパウンドを使い綺麗に磨いてください。
トップコートを行わない場合は、#220で削る量を多少減らして、早めに#360を使って面を
整えていきます。仕上げのトップコートを施さない分、ガラスクロスが浮いて見えるなど、
見た目の仕上がりが悪くなりますが強度は自体にはそれほど差はありません。

■ トップコートをします。

サンディングした部分に粉塵等が付着していますのでキレイに拭き取っておきましょう。
また、手で触ったりして油分などが付かないようにしてください。

仕上げのトップコート用の樹脂を準備します。
インパラレジン(ホットコート用)に硬化剤を入れます。硬化剤の比率は一緒です。
割り箸などで気泡が入らないように、丁寧によく混ぜます。

刷毛で先程サンディングした部分に塗付していきます。
仕上げですので、写真8のようにやや薄めに塗ればよいです。
特にリペアしていない(軽くサンディングしただけの)周辺部分は少し薄めに塗付してください。
仕上げのトップコート画像
使い終わった刷毛は、すぐに洗浄!アセトンでレジン(樹脂)をしっかり落しましょう。
そのままにしておくと、ガチガチに固まり、使い物にならなくなります。
アセトンで刷毛を洗浄する画像

■ 仕上げのサンディング

仕上げのサンディングを行います。
まずは耐水ペーパー#360でサンディング。
仕上げのサンディング画像
表面に水を加えながらサンディングすることで、キレイに仕上がります。
同様に耐水ペーパー#600 #1000 #2000の順に丁寧にしっかりサンディングを繰り返し、
リペア痕の境界線が目立たなくなるようなイメージで仕上げます。
※ 削りすぎには注意してください。
※ サンディングの際は、サンドペーパーを手で直接持ちサンディングするのではなく
サンディングパッドなど平らなもにサンドペーパーを巻いて削るときれいに仕上がります。
※ ボードの種類によってはサーフボードの表面が荒めに仕上がっているものもありますので
その場合は#2000までサンディングせず、表面の仕上がりが自然な状態になるように
確認ながら仕上げてください。

サンディングパッド画像

■ 鏡面仕上げタイプのボードなら、さらにコンパウンドで磨く。

コンパウンドで磨く画像
鏡面仕上げされているなど、光沢のあるタイプのサーフボードの場合、
サンディングだけでは見た目の仕上がり良くありません。
コンパウンドの細め・鏡面仕上げ用等でしっかり磨いてください。
見違えるように綺麗に仕上がります!
※ コンパウンドは1種類でも十分に綺麗になりますが、2種類くらい使うとよりきれいに仕上がります。

リペアの仕上がり画像
これで完成! 見た目もキレイに仕上がっています。



剥離やダメージが深い場合のリペア方法

剥離やダメージが深い場合のリペア方法・ビフォーアフター画像

■ ダメージ箇所を全て取り除き表目を綺麗にサンディングする。

剥離やダメージが深い場合は表面だけでなく、中まで海水がしみ込み強度が低下していたり
打痕などのダメージにより中のフォームが砕けているなど表面だけのリペアでは、強度、耐久性、
パフォーマンスの面からも不足です。
中のフォームまでメスをいれてしっかり修理する必要があります。
剥離、ダメージの深いサーフボードの画像
砕けている部分など表面の部分はカッターナイフ等で、ある程度取り除きます。
#80または#100程度の粗めサンドペーパーでダメージのある部分を全て
サンディングし表面を綺麗に仕上げます。

■ ダメージ箇所の形成。

剥離、ダメージ部の形成をする画像
次に削った部分の形成します。
フォームを中にいれガラスクロスで巻く方法もありますが、このくらいのダメージなら
フォームを購入し形成するよりもポリ樹脂で形成する方が簡単で強度的にもいいでしょう。

まず形成したい部分にマスキングテープでサイズより多少大きめのダムを作ります。
ここに樹脂を流し込むわけですが、缶スプレーなどの塗料を適量、樹脂に混ぜ、
サーフボードに近い色の樹脂を作ります。白いボードならホワイト塗料ですが、多少黄ばんで
いれば黄色を少しまぜてあげるといいでしょう。(この時、硬化剤まだ入れません。)
見た目を良くするためですので色をつけなくても、もちろん大丈夫です。
次に硬化剤を入れ、しっかり混ぜたものをダムにたっぷりと流し込みます。
(形成時の硬化剤の量はやや控えめにしてください。)
このまま完全に固めてしまっても構いませんが、サンディングに時間がかかるので
完全に硬化する前にある程度、余分な部分をカットし形成しておくとサンディングが楽になります。
ゴムのように弾力のある状態になったらマスキングテープを剥がし、カッターナイフで
カットし、大まかな形成をします。欲張ってあまり深く削り過ぎないように気をつけてください。

サーフボードの形成完成の画像
#100、#120、#150あたりを使い分けサンディングし本来の形状に形成します。
形成は慎重且つ丁寧に。
テールやレール部はライディングに特に影響しますので、より丁寧におこなってください。
形成が終わったら、「ガラスクロスを仮止めします」~「仕上げのサンディング」までの
工程をおこない仕上げ完了です。

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