「仕入れ情報」MICHAEL MILLER SURFBOARDS（マイケルミラーサーフボード）explorer egg 6`6が入荷しました！

当サイトのブログでは買取等で仕入れた販売前のボードの入荷情報をいち早くチェックすることができます！また、仕入れた商品がどのようコンディションで、どのようにメンテナンスされ販売されるのかもここを見ればお分かり頂けると思います。また中古サーフボードを購入する上で、傷、劣化などどのような点を注意してみればいいか参考にもなることと思います。すべてのボードを掲載することは出来ませんが可能な範囲で掲載し、ご購入の際の判断材料として参考にして頂ければ嬉しいです。

今回入荷したボードは、マイケルミラーサーフボードのexplorer egg モデル 6`6です！カッコいいですよね！MICHAEL MILLER SURFBOARDSのサーフボードはシェイプデザインはもちろん、グラッシングのクオリティも高い！高品質なサーフボードです。デッキ面はフットマークがやや多くそれなりの使用感を感じます！ご覧の様に写真で全体を写しただけですと綺麗な状態でコンディションも良さそうですよね！？

しかし実際は…と言いますと。マスキングテープを貼っているところは浸水の可能性がある部分です！写真にすべて写っていませんが全部で１７か所（これは結構メンテナンスが大変で時間も掛かりそうです。）、フットマークも多めで使用感あります。仕入れ時にご依頼頂きましたお客様からは「デッキ部に少しヘコミはありますが、目立った傷やフットマークはありません。」と全体が写った写真画像と一緒にこのコメントを頂いており宅配買取させて頂きましたが、当店で実際に実物を確認すると、こんなにも違ってくるのです。（プロの厳しい目でチェックするので差が出て当然なのですが…）もちろんお客様には誠意ある情報提供をして頂いており悪意などはありませんので誤解の無いように…。サーフィンの経験やボードの傷やダメージなどのコンディションに対しての意識に違いのよるものだと考えます。

当店では宅配買取がメインとなりますので、このようなことは日常茶飯事です。当店も経験のもと写真や情報等から、ある程度の最悪の状態も含め予測も立て査定・買取をさせて頂いておりますが、これだけ数多くのサーフボードを仕入れていても、これがなかなか難しいのです（汗）。近年人気のフリマアプリやオークションで購入される方も少なくないことでしょうが、経験値の高い当店ですらこのような状況です。一見、写真画像ではいい状態に見え、コメントでも状態良好とあっても、そのまま鵜呑みにしてはいけません！売り手と買い手の意識の違いも同様に大きくこのような差となって現れることは想像できます。運が悪ければ都合の悪い箇所を隠したりごまかしたりする悪意のある出品者の場合も無いとは言えません。安いからって安易に手を出すと痛い目にあいます。個人売買が安いなんて…勝手な思い込みは捨て冷静にご検討ください。選択肢が増えた今だからこそ、実は…危機感のもと品質、価格など、さらなる企業努力をしている専門ショップが狙い目だと考えます。まずは、信頼できるショップはどこかしっかり見極めご利用されることを強くお勧めします。

このサーフボードの前オーナーは某大手中古店の実店舗で１年前にこの中古ボードを購入され１、２回しか使用されていないんです。恐らくこのままのコンディションで販売されていたと想像できますが、当店ならこの状態で販売はいたしません、いや…とても出来ません。品質の良し悪しの分からないお客様にはこれでも、ごまかせる事でしょうが当店はご利用頂くお客様と長いお付き合いをさせて頂きたいと考えております。実物を確認できない通販専門店だからこそ信用、信頼を裏切らないよう日々商品とお客様と向き合っております。当店はこれを時間を掛けしっかりメンテナンスしても前オーナーが購入された当時の価格より、さらにお安く販売させて頂くつもりでおります。

写真画像でご覧頂ければ分かりますように、よく見ると傷やリペア痕があります。１７ヶ所…これだけの傷やダメージをリペアショップで全てメンテナンスしてもらうと、それはそれは結構なお値段になってしまいますよね。

リペア（修理）が必要なのは１７か所といいましたが、正直言いますと浸水の可能性等のある部分の補修ということだけで言えば、そのうち７割くらいで十分なのですが、当店では少しでも長くいい状態でご使用頂きたいとの思いから予防メンテナンスも行なっております。
こちらはデッキ面になりますが、デッキ中央のストリンガーに添って打痕や亀裂のようなものが出ています。もう一ヶ所は丁度、裏側にFCSのフィンカップがある部分になるのですが、その部分のデッキ側にも同様に亀裂のようなものが出ています。

PU素材のサーフボードの中はポリウレタンフォームのブランクスにストリンガー（サーフボードの中央に真直ぐに入っている木材）やフィンカップが埋め込まれています。その周りをファイバーグラス（ガラスクロス）で巻き樹脂で固めておりますが、柔らかい素材のウレタンフォームに対しストリンガーやフィンカップは固い素材の為、使用によるボードのへたりや、経年劣化により素材の異なる（収縮などの差が出やすい）箇所の境界線となる部分にその症状として現れます。このままでも現段階では浸水の可能性は低い為ここまでリペアされるショップも少ないかと思います。仮にリペアされたとしても浸水防止として樹脂を塗るだけの処置程度ではないかと思いますが、このような場所は樹脂だけで補修しても、すぐに同様の症状に戻ってしまいます。

しかしながらそのまま放置したり、簡易補修でごまかしておくと、次第に状態は悪化し僅かながらも海水が染み込んで少しずつ中のフォームとクロスの剥離が進行していきます。そして、ある瞬間その剥離は急激に大きく悪化し気が付いた時には手遅れに…。（けして大げさな話ではありません。）当店ではその場しのぎの補修ではなく、ここもクロスでしっかり補強しリペアします。これだけのリペアともなればリペアショップで頼めば数万円と掛かるはずです。

全体的にデッキの後ろ足が乗る部分はフットマークも多く少しへたりもありますので、この周辺一帯をグラスファイバーで全体的に補強した上で、デッキのフットマークのヘコミも多少に軽減するように施工したいと思います。
それではメンテナンスに入ります！商品のアップまで少しお時間は掛かりますが、お楽しみに～。

追記:メンテナンスが完了しました！メンテナンス後の商品はこちらです。
マイケルミラーサーフボード/MICHAEL MILLER explorer egg 6`6 中古ファンボード (No.96291419)