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ミッドレングスの選び方についてまとめました。
また、これからミッドレングスを始めようと検討中のあなたのイメージを膨らましてもらうために、ミッドレングスのライディングシーンの動画を集め掲載しておりますので、楽しみながら読んでいただければ幸いです。
なお、オススメのミッドレングスサーフボードをお探しの方は下記記事で紹介しています。
2024 ミッドレングスサーフボード オススメのブランド9選ミッドレングスにはどんなタイプがあるの?
EGG(エッグ)、MINI LONG(ミニロング)、PERFORMANCE(パフォーマンス)、FISH(フィッシュ)などあります。
EGG(エッグ)タイプ
ミッドレングスと聞いてほとんどのサーファーが連想するのがこのタイプ。ロングボードから進化してきた当時のミッドレングスがこのエッグタイプであり、ミッドレングスのスタンダードと言っていいだろう。ロングボードのグライド感と高い操縦性を持つデザイン。
CI MID(シー・アイ・ミッド)モデルやクリス・クリステンソンのHUNTSMANモデルなどが近年人気となっている。
日本発ブランド「nanazero サーフボード」の WOOD SKIN ミッドレングス MID02モデル。
高性能なEPSにウッドスキンを加えた高い耐久性のサーフボード。最先端のシェイプデザインを施しているため、サーフィン初心者〜経験者まで楽しめるように設計。シングルフィン、シングル+スタビライザー設定で、その日のコンディションや気分で楽しめる。 6’8″(41L) / 7’0″(46L) / 7’4″(51L)
ナナゼロサーフボード ミッドレングス MID02はこんな人にオススメ!ウッドスキン nanazero 徹底レビューシングルフィンのミッドレングス
ツインフィンのミッドレングス
MINI LONG(ミニロング)タイプ
ミニロングというタイプ名が適切ではないかもしれませんが…
このタイプは、一見ロングとは変わらないようなデザインのミニロングから、ハルなど様々、ロングボーダーが一番違和感なく乗れるミッドレングスかもしれない。
例えば…
Wayne Lynch(ウェイン・リンチ)が1968年にデザインした「The Involvement(インボルブメント)モデル」
見ているだけでうっとりする美しいフォルム…
FISH(フィッシュ)タイプ
スキップ・フライの名作モデル「フィッシュシモンズ」がこのタイプで、ミッドレングスフィッシュと言われている。
ズバ抜けたスピードとマニューバー性が特徴。
そのスキップ・フライの影響を受けたロブ・マチャドにより生み出された「SEASIDE & BEYOND」が人気となっている。
PERFORMANCE(パフォーマンス)タイプ
ミッドレングスの中では、一番ショートボードに近いデザインで、以前は初心者やサーフィン復活組、体力の衰えを感じるサーファー向けのファンボードという印象の強いタイプでしたが、今ではハイパフォーマンスなミッドレングスとして様々なタイプのモデルが登場しており、幅色いレベルのサーファーに支持されている。
長さ、浮力はどれくらいがいい?
ミッドレングスを検討する上で多くの方が悩む問題。
ミッドレングスは明確な定義がなく、一般的に6’6〜8’8フィートくらいまでの長さを持つサーフボードがミッドレングスと呼ばれています。特に流通の傾向として、7フィート台、または、その前後の長さを持つミッドレングスが主流となっています。
ショートボードでは、推奨(適正)サイズ・浮力というものがありますが、ミッドレングスではそのようなものもなく、自分のサーフィンスタイル、目的にあわせ自由に選んで楽しむものという解釈が正解です。
サーフボードのリッター・浮力値と適正体重「6つの計算機」ここでは、様々な視点から紹介していますので、結局のところ正しい答えというものはありませんが、どんなミッドレングスを選ぶか?長さはどのくらいがいいか?など検討する上で何かしらのヒントになれば幸いです。
目安が欲しい…
目安が欲しい…という方へ
このジャンルのサーフボードに精通し、CI MIDモデルのコラボでもご存じのDevon Howard(デヴォン・ハワード)曰く、
「ミッドレングスの平均的な長さでもある7’0フィートが、一番しっくりくる長さ」
とした上で、
「自分の身長より12インチ(30.48cm)長いボードが目安」
という。
短くしすぎると、ショートに近くなり、長くしすぎるとロングと変わらなくなってしまうわけで、ミッドレングスらしさが消えて、違うタイプのボードに乗っている感覚になる。そういう意味では最適な長さはある…とも言えなくない。
あくまでも、これはザ・ミッドレングスというタイプのサーフボードを選ぶ場合に、参考にできる内容と考えます。
なお、浮力(容積:リッター)は、特に意識する必要はありません。それよりもどんなスタイルのサーフィンを目指すのか?(どんなボードに乗りたいのか?)ということが大事になります。
各モデルで最適な長さがある!?
完全カスタムメイドのボードを除けば、ミッドレングスでもほとんどのケースで、各ブランドのモデル毎に規制サイズが準備されています。
そのボードが持っている魅力を味わえる推奨サイズと解釈できるわけで、例えばロングボーダーが乗りやすいミッドレングスとしてデザインされたモデルの場合、全体的に長めでボリュームのあるラインナップになっているとすると、前述の長さの目安ばかりにこだわらず、そのモデルの推奨の長さの中から自分の身長、サーフィンスタイル、目的を加味し選ぶということが好ましいだろう。
普段のサーフィンスタイルをベースに考える
こんな目的(方向性)でミッドレングスを検討している方は結構多いのではないだろうか?
普段、ショートボードまたはロングボードに乗っているサーファーが、たまに乗るためのセカンドボードとして検討している。
それなら、前述の「自分の身長より12インチ(30.48cm)」を目安にしながらも、
例えば、普段ショートボードに乗っているなら少し短めを選び、普段ロングボードに乗っているなら少し長めのミッドレングスを選ぶという考え方も悪くない。
特に、普段はロングボードに乗っているサーファーが初めてミッドレングスに乗る場合、あまり短くしすぎると、そのギャップに馴染めないなんてことも少なくない。もちろん、ショートに乗っているサーファーが長くしすぎて操縦に苦労するというケースもあるが…。
どんな波に向いている?
市場に流通している多くのミッドレングスの場合、真価を発揮するのは、肩〜頭以上の波。理想はフェイスの広い波で優雅に乗りたい。
とはいえ、小波でも腰腹くらいの波があれば十分に楽しめます。
また、ミッドレングスも各ブランドから様々なモデルが出ていますので、タイプの異なるミッドレングスをいくつか揃え、波に応じて使い分けるのも楽しみの一つ。
女性プロロングボーダー「田岡なつみ」「島尻裕子」「吉川広夏」の3名によるミッドレングス乗り比べ動画もありますので参考にご覧ください。
フィンの組み合わせがミッドレングスの醍醐味!?
ミッドレングスに乗っている人はフィンに情熱を注いでいると言われるほど、ミッドレングスにとって、とても重要な部分。
フィンのセッティング次第で、あらゆる波にも対応できるというのもミッドレングスの魅力。
まとめ
ミッドレングスはショートボードの操縦性とロングボードの安定性を兼ね備えたサーフボードで抜群のスピード感とグライド感が魅力。
国内ではファンボードという呼ばれ方で、ビギナー向けのボードという印象も強かったジャンルですが、ビギナーだけのボードという認識を持っているなら、それは大きな間違いです。
Devon Howard(デヴォン・ハワード)はミッドレングスについて、このように言っています。
ミッドレングスは「波の乗りこなし方を分かっていて、スタイルや美しいサーフィンを意識している人のためのボード」
フィンのセッティングを変えるだけであらゆるコンディションに対応し、究極のトリップボードにとしてもオススメです!