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「本格派ソフトボード」として近年人気上昇中のソフトトップサーフボード。
初心者はもちろん、中上級者も気軽に本格的なサーフィンを楽しめるソフトトップサーフボードの人気ブランドを厳選し紹介。
OCEAN & EARTH(オーシャン アンド アース)、BEACHED DAYS(ビーチドデイズ )AQUATIC DIVISION、Beach Access(ビーチアクセス)、CRIME SURFBOARDS(クライムサーフボード)、MICK FANNING(ミックファニング)ソフトボード。
一般的なスポンジボードタイプのソフトボードとの違い、メリット、デメリットについて比較、ソフトボードの種類が多過ぎてどれを買ったらいいかよく分からないとお悩みのあなたにも分かりやすく解説します。
2008年からサーフショップオーナーとして新品・中古サーフ用品を2500点以上取り扱ってきた経験とサーフアイテムやハウツーなどのサーフィンに特化したウェブマガジンを運営する筆者が、時間をかけて選んだオススメの商品のみを厳選し紹介しています。
ソフトボードには2種類のタイプがある
現在、流通しているソフトボードは大きく分けて2種類のタイプに分けられます。
一つはいわゆるスポンジタイプのソフトボード、もう一つは今回の紹介する一般的なサーフボードに近い感覚のサーフィンを楽しめるソフトトップサーフボード。
違いを知らないでネットショップで購入すると、「あれ???想像していたものと違う!」なんてことにもなりますので、まずは、その違いを理解しておきたい。
ご存じの方は、飛ばして読んでください。
ソフトボード
ソフトボードは、簡単に言えばスポンジボードです。ボディボードと同じような素材と言えばお分かりいただけるでしょう。表面をポリエチレン素材で覆っているタイプで、軽くて表面がクッション性が高く柔らかいので、ボードが当たっても、痛くなくケガをしにくい安全性の高いサーフボードです。
内部のコア材には高強度の複合材コアなどを使い強度やパフォマンスに影響するしなりやねじれ対策などが施されています。内部構造、仕様については各メーカーごとに違いはあります。
素材の特性上、軽くて高浮力、衝撃にも強く、ある意味、丈夫で壊れにくい素材と言えます。
このタイプのソフトボードについての詳細は割愛しますので、ご興味がある方はこちらを合わせてお読みください。
ソフトトップサーフボード
ソフトトップサーフボードとは、簡単に言えばEPS等のハード(固い)ボードをベースにデッキ面(乗る側)とレール、またはボード全体をソフト加工したもの。こちらのタイプも市場ではソフトボードのジャンルとして販売されていますが、厳密に言えばソフトボードではありません。
違いを理解していないと、意図しないソフトボードを選んでしまう可能性もあるので注意したい。
以下のような表現で覚えておくと良いです。
- 一般的なスポンジタイプのソフトボード = ソフトボード
- EPS等のハードタイプボードにデッキ面のみ、またはボード全体をソフト加工したもの = ソフトトップサーフボード
EPS素材(モールド系)等のハードタイプボードに、デッキ+レール部、またはボード全体をクッション性のあるソフト素材で覆われたボードのこと。表面はソフト素材だが、中身はEPSボードというような、「EPS素材のハードタイプボードとソフトボード」の利点を組み合わせたハイブリッドなソフトボード。
また、ソフト素材の表面は滑り留め効果のある素材が使われているボードが多く、グリップ力が良いのでワックス不要。
その構造からも、ソフト(スポンジ)ボードに比べ、一般的なサーフボードに近い乗り味で、より本格的なサーフィンを楽しむことができるため、初心者のみならず中上級者にも人気があります。
このように各ブランドから本格的なソフトボードが数多く流通するようになった昨今、もはやソフトボードがダサいなんて、言っている方は、近年のソフトボード事情を知らない方くらいかもしれません。
ソフトトップサーフボードの特徴
もう少し詳しくソフトトップサーフボードの特徴について、一般的なサーフボードやソフトボードと比較も交えながら紹介します。
特徴1:高浮力
一般的なサーフボードに比べ、ボードの幅、厚みを持たせた浮力仕様のボードが多く、ソフト(スポンジ)ボードを意識したサイズ感という印象です。高浮力で安定性もあり、パドリングやテイクオフも速い。
メーカーによってはファンボードでも一般的なロングボードに近い浮力を持つボードもあるほど、高浮力となっているので車の積載でネックとなるサーフボードの長さを考慮し、少し短めのボード選択になっても十分な浮力のサーフボードを手に入れられるメリットもあります。
特徴2:安全性
表面がソフト素材で覆われクッション性も多少あるので、一般的なサーフボードに比べ、ボードがぶつかった場合の衝撃が多少緩和されます。但し、ソフト(スポンジ)ボードほど軽くて柔らかい素材ではないので、より安全性を重視するのであれば、ソフト(スポンジ)ボードがオススメです。
特徴3:扱いやすさ
一般的なサーフボードでは軽くぶつけただけで破損しやすいのですが、表面がクッション性がある素材なので、衝撃による破損が起きにくいので車への積みおろしや移動、保管などでも比較的、壊れにくいので安心感があります。これらのことからも、メンテナンスのコストが低く、扱いやすいサーフボードと言えます。
デッキの表面には、滑り留め効果のある素材が使われているボードが多く、グリップ力が良いのでワックスも不要なボードも多いため、ワックスの塗る手間が不要で手入れも簡単。
特徴4:安い
ソフト(スポンジ)ボード、ソフトトップボードも含め、ソフトボードは、一般的なサーフボードに比べ、なんと言っても価格が安い。また、壊れにくいのでメンテナンスのコストもほとんど掛からない。
デメリット
デメリットというより、一般的なサーフボードとの違いについて…になりますが、レールの厚みもあり高浮力なボードが多いため動かしにくい。ターン時にレールを入れにくく操縦性などパフォーマンス性は劣る。とは言え、ソフト(スポンジ)ボードに比べると一般的なサーフボードに近い乗り味で、より本格的なサーフィンが楽しめるボードです。
ワックス入らずのグリップ力の高いソフトトップサーフボードが多いため、水着や海パンなどで素肌が露出する状態でサーフィンをする場合は、肌が擦れやすく痛いという声もあります。またウェットスーツも摩擦が強い分、摩耗によう劣化が早まる可能性も!?
どんな人に向いてるの?
これからサーフィンを始めたい・体験したい方、初心者のトレーニング用として使用したい。年に数回程度など毎年あまり回数は行けない方から、予算を抑えたい方、中上級者のセカンドボードとしてなど、幅広いレベルのサーファーにオススメできるボードです。
オススメのソフトトップボードブランド
近年人気の高いソフトトップボードのブランドを紹介。
各ブランドごとに素材や構造の仕様の違いはありますが、いずれもソフトトップサーフボードに属します。
OCEAN & EARTH(オーシャン アンド アース)
強度が非常に高く、高い防水性能。エポキシボードの剛性に加えて、耐久性のある柔らかな質感のデッキの利点により、オールラウンドなパフォーマンスを楽しめます。近代的なモダンロッカーにより正確なターン、速いトリミングが可能。
HAPPY HOUR EPOXY-SOFT、THE GENERAL EPOXY SOFTモデルがある。
2024モデル HAPPY HOUR EPOXY-SOFT(ハッピーアワー エポキシソフト)
2024 OCEAN&EARTH ソフトボード HAPPY HOUR EPOXY-SOFT 6’0
OCEAN&EARTH
2024 OCEAN&EARTH ソフトボード HAPPY HOUR EPOXY-SOFT 6’6
OCEAN&EARTH
2024 OCEAN&EARTH ソフトボード HAPPY HOUR EPOXY-SOFT 8’0
OCEAN&EARTH
2024 OCEAN&EARTH ソフトボード HAPPY HOUR EPOXY-SOFT 8’6
OCEAN&EARTH
2022モデル HAPPY HOUR EPOXY-SOFT(ハッピーアワー エポキシソフト)
O&E 2022 NEWモデル OCEAN&EARTH オーシャンアンドアース サーフボード HAPPY HOUR EPOXY SOFT 6’0 future対応 5Plug ソフトサーフボード ショートボード ファンボード
OCEAN&EARTH
テール付近は狭めピンテールでパフォーマンス性も高い。ロッカーは抑え目のローロッカーにノーズエリアが広く、パドリングが楽でテイクオフが早いです。
THE GENERAL EPOXY SOFT (ザ・ゼネラル エポキシソフト)
2024 OCEAN&EARTH ソフトボード THE GENERAL EPOXY SOFT 7’0 オーシャンアンドアース
OCEAN&EARTH
2024 OCEAN&EARTH ソフトボード THE GENERAL EPOXY SOFT 8’0 オーシャンアンドアース
OCEAN&EARTH
2024 OCEAN&EARTH ソフトボード THE GENERAL EPOXY SOFT 8’6 オーシャンアンドアース
OCEAN&EARTH
2024 OCEAN&EARTH ソフトボード THE GENERAL EPOXY SOFT 9’0 オーシャンアンドアース
OCEAN&EARTH
ワイドノーズで、HAPPY HOUR EPOXY-SOFTよりはボードの厚み(ボリューム)を抑えた仕様。
BEACHED DAYS(ビーチドデイズ )AQUATIC DIVISION
ミッチ・アブシャーが手掛けるカルチャーブランドBEACHED DAYS。
デッキ素材はワックス不要のテクスチャー加工、擦れに最大限配慮したPEAR柄を施し、コア部分はストリンガー内蔵EPSフォームをエポキシクロスでラミネート。
なんと、クリス・クリステンソンの名作C-BUCKET(シーバケット)モデルがBEACHED DAYS AQUATIC DIVISIONよりリリース。
AKUデータにより美しい流線形のフォルム、複雑なコンケーブも忠実に再現、バレルも狙えますが、トリムとグライドにも最適で、エキスパートにはスムーズ、初心者にとってもクルーズしてスタイルを身につけるには素晴らしいデザインです。
その仕上がりはクリステンソン本人のお墨付き。
エントリーレベルからエキスパートまでの幅広い層のサーファーを充分に満足させるルックスとコストパフォーマンス。
ソフトトップサーフボードとしては、価格は高めの設定ですが、それでも魅力的なサーフボードです。
こちらは、The Commoner(ザ・コモナー) モデル。
BEACHED DAYSブランドのクリエイティブを担当するJJ Wesselesがシェイプしたボードがベースとなっているオールラウンドノーズライダー。
Beach Access(ビーチアクセス)
サーフィン好きの人たち、サーフィンを始めたい人たち、海好きの人たちのために、波乗りを楽しむことにフォーカスしたブランド「Beach Access」。上級者はもちろんビギナーサーファーまで楽しめる本格派ソフトボード。海や自然の保全活動への貢献を目的に、売上の1%を”1% for the Planet”を通じて環境保護団体に寄付。
ビーチアクセスのシンプルなロゴに、美しいフォルムとカラーがオシャレなソフトボード。見た目のデザイン性にこだわりのある方にもオススメのブランド。
レトロフィッシュから、ショートエッグ、ミッドレングス、ミニロング、ロングまでバリエーションも豊富。
デザイン性、品質、パフォーマンスのトータルのバランスが良く、コスパの良がブランドです。
ビーチアクセスではソフトトップサーフボード素材として、
よりハードボードに近い「HSシリーズ」と
ハードボードに柔らかいフォーム素材で包んだ「Standardシリーズ」
から、目的に合わせ選ぶことができます。
HSシリーズ
HSシリーズは、ソフトデッキとハードボトムを組み合わせたサーフボード。ワックスフリーで手軽に楽しめるソフトボードのメリットは残しつつ、さらにハードボードに近い乗り心地。よりハードボードに近いソフトボードを求める方や中上級者にオススメ。
Standardシリーズ
Standardシリーズは、中はファイバーグラスでラミネートされたハードボードに柔らかいフォーム素材で包んだソフトトップサーフボードで、 従来型ソフトボードにありがちなフワフワした乗り心地はなく、ハードボードに近い乗り心地。ワックスフリーです。
CRIME SURFBOARDS(クライムサーフボード)
ソフトトップサーフボードの中でも高い指示を得ているサンフランシスコ発のブランド、CRIME SURFBOARDS。
ボードには上質なエポキシ樹脂製のブランクスが使われ、抜群の軽量性とフレックス性を併せ持つ。さらに、バンブーサンドイッチ構造と7mmのストリンガーにより強度も高めてあり、ハードボードに劣らない耐久性と寿命を誇る。
ボトム面は、水抜けの良いハードボトム、デッキ面はワックスいらずのクロコダイルパックスキンを採用。
KEEL FISH 、GOTHICDOLPHINS 、LONG FISH、STUBBY シングルフィン、NOSE RIDER ノーズライダー等のモデルがある。
クライムサーフボードの各種商品についてはこちらで紹介しています。
MICK FANNING(ミックファニング)ソフトボード
近年人気急上昇のブランド。より本格的なパフォーマンスが期待できるソフトボード。ラミネート前のEPSコアフォームのデッキ面にハイブリッドカーボンファイバークロスを埋め込んだ画期的システムは、初心者のみならず、小波や、タルい波(波の角度が緩く滑りにくい)時用の、高浮力ボードとして中上級者も楽しめるパフォーマンスを可能にしたソフトボードとして人気となっています。ここで紹介しているソフトボードの中では、全体的に各サイズ、浮力は抑えめになっています。
一般的にソフトボードはワックスは塗らないでも滑りにくくはなっていますが、スポンジタイプのソフトボードにしても、このMICK FANNINGのソフトボードも、グリップ力はそれほど良くないので、ワックスを塗る人と塗らない人に分かれます。
Beasti(ビースティ)2023年モデル / SUPEREVA仕様
究極のファンボードをテーマにデザインされたBeasti(ビースティ)モデルのSUPEREVA仕様が登場。
従来のソフトトップ素材のMF EPOXY LAMモデルから約20%前後軽量化し強度も増した次世代ソフトトップボード。軽量EPS素材に”T”REXのカーボンストリンガー、160gsmのファイバーグラスクロスを施しており、デッキの仕上げはソフトトップとは若干異なるテックススキン仕上げとなっており、滑り止め効果も抜群の新素材となっております。
Beasti(ビースティ)2023年モデル
究極のファンボードをテーマにデザインされたBeastiは、バランスよくボリュームが分配、アウトラインのデザインはワイドで、安定性があり、パドリング、テイクオフも早い。車内積載や保管などの理由によりロングボードの代用としてミッドレングスをお探しの方にもオススメ。
ALLEY CAT アリーキャット
現代的でスムースなアウトラインが特徴のモデル。
ミッドレングスに適したクリーンでスモールなコンディション以外にも、敬遠されがちな波数の多いジャンクなコンディションでも楽しむ事が出来ます。
通常のシングルフィンよりもパフォーマンス性があるのでショートボーダーでも楽しめる1本です。
ロッカー:ミディアムロー
ボトム:ロールドVee
テール:ラウンドテール
ストリンガー:BAMBOO STRINGER
Eugenie(ユージニー)2022年モデル
ミックファニング自身がホームのゴールドコーストで、小さな波の時にも使えるようにシェープしたボードのレプリカ。小さな波で使い易いようにデザインされていますが、波のサイズが多少大きくなってもパフォーマンス可能なオールラウンドなソフトボード。ミックファニングいわく、サーフィンをこれから始める子供たちにとって完璧なデザイン。
LITTLE MARLEY(リトルマーレー)2022年モデル
短いレールのアウトラインで小さな波のポケットにフィット、加速・スピード性が高くパワーのない波で真価を発揮します。パドリングが容易で、今までにない経験をしたことの無い程、簡単に波をキャッチ出来る。
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