サーフトリップ 旅行にオススメのトラベル用サーフボード ハードケース 9選

サーフトリップ（旅行）用として、飛行機や船などを利用する際に、サーフボードを手荷物で預けることを想定したトラベル用ハードケースを探しているのなら、この記事はあなたの役に立ちます。

また、トラベル用はシングル（１枚用）、ダブル（１〜２枚）、トリプル（１〜３枚）用など、複数枚収納可能なハードケースが用意されており、ここでも各種紹介していますので、目的に合わせお選びいただけます。

さらに、ハードケース選びでおさえておきたい注意点やサイズの選び方など、初めての方にも役立つ情報も掲載。

筆者は、2008年からサーフショップオーナーとして新品・中古サーフ用品を2500点以上取り扱ってきた経験をもとにサーフアイテムやハウツーなどのサーフィンに特化したウェブマガジンを運営しています。

なお、普段使い向け（DAY用）のハードケースをお探しの方は、こちらの記事がオススメです。

2024年4月18日 普段使いにオススメ！DAY用サーフボード ハードケース 10選

上手なトラベル用ハードケース選び「押さえておきたい3つのポイント」

サーフボードケース選びで特に重視したいのが「使いやすさ」と「適切な保護力」。

サーフボードケースは、使うシーン（用途）に合わせ、いくつかのタイプが販売されており、特徴、メリット・デメリットを知ることで用途・予算に合わせた上手なケース選びが可能となります。

用途に合わせハードケースを選ぶ

サーフボード用ハードケースは、大きく分けて「DAY用」「サーフトリップ用（トラベル用）」があります。

今回の目的のように、「サーフトリップ（旅行）用で使いたい」なら、飛行機や船などで荷物を預ける際のリスクを想定した保護力重視のサーフトリップ用のハードケースを選びたい。

また、トラベル用はシングル（１枚用）、ダブル（１〜２枚）、トリプル（１〜３枚）用など、複数枚収納可能なハードケースが用意されていますので、目的に合わせ選べます。その上で、重さや持ち運びやすさなどの携帯性もチェックしておきたい。

どのよう用途で使用するかわからない、使用用途でお悩みの方、サーフボードケースの種類、特徴、選び方についてもう少し詳しく知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。

2024年4月18日 用途で選ぶ！あなたに最適なサーフボードケースの選び方

サイズの選び方

サーフボードケースのサイズの選び方は、用途やそれぞれの使い方、予算、さらには「DAY用ハードケース」「トラベル用ハードケース」「ニットケース」によっても変わります。考え方、使い方は人それぞれなので正解はありませんが、基準の考え方として参考までに覚えておくと良いでしょう。

トラベル用は、より保護力をアップさせるために、インナーケースを使用したり、保護パッドなどの緩衝材を詰めたりするなどの２重、３重の保護で破損リスクをおさえる対策をとることも少なくありません。また長さの異なるサーフボードに対応できるようにある程度サイズも大きめを選ぶ傾向にあります、そのためのサイズ選びもポイントになります。

詳しくは、こちらをご覧ください。

2024年4月18日 サーフボードケースのサイズは大きめがいいって本当！？

知っておきたいハードケースの弱点

ハードケースの保護力は衝撃を抑えるための素材のクッション性も重要な点ですが、粗悪な商品でない限り一定の保護力はあります。それよりも、ハードケース選びで見落としがちなのが開口部のファスナー。ファスナーは、クッション性が無いために、ダメージを受けやすいというデメリットがあり、保護力面では一番の弱点といえます。

結論から言いますと、

「レールに添ってファスナーが付いているタイプ」は保護力がやや劣る。

とはいえ、多くのハードケースはDAY用、トラベル用問わず、ほとんどがレール付近にファスナーが配置されています。

まず、下のサーフボードケースをご覧ください。

このハードケースは2枚の同じ形状の素材を接合し、2/3くらいを開口部としてファスナーを取り付けたタイプの最もシンプルな構造のケースです。

ファスナーを開放するとこんな感じ。

完全に開くことができるフルオープンジップと呼ばれているタイプのケースです。

「レールに添ってファスナーが付いているハードケースは持ち運びでダメージを受けやすい」

持ち運んでる最中にぶつけたり、持ち手やショルダーで持っているサーフボードケースを床や地面などに下ろした場合など、一番ダメージを受けやすいのが画像のブルー＆ピンクの部分です。特にブルーの部分は持ち手やショルダーから離れており、持ち運びの際にぶつけやすい箇所の上、この部分にファスナーが付いているため、持ち運びの際に特に注意する必要があります。

とはいえ、この構造は悪い面ばかりでもありません。フルオープンジップはケースを全開にできるので、サーフボードの出し入れがしやすく、ケースの中の手入れも簡単にできるというメリットがあります。また、シンプルな構造により、価格も安くおさえられているものも多いので、価格面でのメリットがあります。

もちろんファスナーの保護力の弱点対策として、このハードケースのようにファスナーガード（ファスナーに添って付いているクッション材）を装備しているものもありますが、上写真のようなタイプでは、構造上の問題もありファスナーガードがうまく機能してくれないことが多いので、無いよりはマシ！？程度に考えた方が良い。

対策方法：保護力に不安がある、実際に使用して保護力に不満がある場合、使用用途に応じバブルインナーケースやニットケースに入れた上でハードケースに入れるなど２重保護する方法がある。

2024年4月18日 トラベルにオススメ「サーフボード用バブル インナーケース」ハードケースのインナー使いで最強保護力！

2024年4月18日 サーフボード用ニットケース オススメ８選 厚手タイプもあり

なお、下の写真のような構造のハードケースの場合、ファスナーガードが効果を発揮しサーフボードを十分に保護してくれます。もちろん、100％効果があるとは断言できませんが、構造上、大幅な効果が期待できるでしょう。

こちらのハードケースも前述のフルオープンジップと同じような構造で、ファスナーの範囲が少し異なるタイプ。

このハードケースは2枚の同じ形状の素材を接合し、1/2くらいを開口部としてファスナーを取り付けたタイプ。

フルオープンジップのハードケースより、保護力の無いファスナー部の割合が少ないので、多少、ダメージを受けるリスクは下がります。

保護力の面で言えば、ファスナーが付けられている開口部が狭ければ狭いほどメリットはありますが、反面、サーフボードの出し入れがやりにくい、ケースの手入れがしにくいなどのデメリットもあります。

ちなみに、こちらはファスナーガード（ファスナーに添って付いているクッション材）が付いていないタイプです。

2024年4月18日 サーフボードの向きは大丈夫？ハードケースの間違った使い方

オススメ ランキング トラベル用ハードケース 9選

前述の、上手なトラベル用ハードケース選び「押さえておきたい3つのポイント」を参考にしつつ、実際に、あなたのサーフトリップに最適でオススメのハードケースを紹介します。

トラベル用として、飛行機や船などで荷物を預ける際のリスクを想定し、保護力を重視したサーフトリップ用のハードケースを選びたい。シングル（1枚）用から、ダブル（1〜2枚）用、トリプル（1〜3枚）用など用途に応じ選びたい。

ランキングの順位は、長年様々なサーフ用品を扱ってきた経験をもとに、あくまでも筆者の独断によるランキングとなっていますが、あなたの使用条件や予算によって、オススメできる順位も変わってきます。掲載の順位だけで優劣の判断をされず、価格や特徴・メリット・デメリットをチェックし、ご自身のサーフィンスタイル、目的に合わせご検討していただければ幸いです。

ハードケース評価表の見方

各製品毎に、「保護力」「携帯性」「使いやすさ」「価格 （安さ）」の4つの項目を独断評価した「ハードケース評価表」を掲載しています。

保護力：パッドのクッション性、保護力に影響するファスナーの配置、ファスナーガード等による総合的な評価。

携帯性：軽さ、コンパクトさ、持ちやすさの総合評価。

使いやすさ：サーフボードの出し入れのしやすさ、インナー部などのケースの手入れのしやすさ。

価格 / 安さ：コスパではなく、単純に実売価格の安さ。

※ 筆者独断による評価ですのでご了承ください。

【１位】FCS エフシーエス Travel Series トラベルシリーズ TRAVEL1

シングル（1本用）

おすすめ度：

※こちらのサイズ表の「最大ボード 長さ/幅」はケースサイズではなく、収納できるサーフボードのサイズを意味します）

FCSトラベルシリーズはラバーコーティングされた厚手のリップストップ素材と、棺型の２層構造により高いレベルでの保護を実現します。

ボディ部分に衝撃に対する非常に丈夫な10mm保護層パッドとノーズ部分は10mm+5mmの厚のパッドを装備、国内外の様々なサーフトリップに対応できる保護力を備えたハードケース。

ジッパーの経路に沿った内側のパッド入り保護層がレールの損傷を防ぎます。

人体工学に基づいて設計されたクッション仕様のショルダーストラップ。

マチ部分を広げることにより、フィンを取り付けたままでも使用可能。

内部の湿気を逃がしケース内の快適な状態を持続。

強度、耐久性、耐焼き付き性を追求した耐久性のある長寿命のマリンジッパー。

【２位】FCS エフシーエス Travel Series トラベルシリーズ TRAVEL2 WHEELIE COVER ウィリー カバー

ダブル（2本用）

おすすめ度：

※こちらのサイズ表の「最大ボード 長さ/幅」はケースサイズではなく、収納できるサーフボードのサイズを意味します）

キャリーが付いたハードケース。ウィールシステムの最大のメリットが「重さを軽減できること」、トリップ時のサーフボードの持ち運びに大活躍してくれます。ケースに装着されたウィール（車輪）により、ケースの横に立って非常に安定した持ち運びが可能。

ボディ部分に衝撃に対する非常に丈夫な10mm保護層パッドとノーズ部分は10mm+5mmの厚のパッドを装備、国内外の様々なサーフトリップに対応できる保護力を備えたハードケース。

ジッパーの経路に沿った内側のパッド入り保護層がレールの損傷を防ぎます。

人体工学に基づいて設計されたクッション仕様のショルダーストラップ。

パッド入りの内部分離シートとストラップがサーフボードをカバー内で分離して固定します。

輪郭のあるコフィンウォールがサーフボードのロッカーにマッチし、さらなる強度を追加。

強度、耐久性、耐焼き付き性を追求した耐久性のある長寿命のマリンジッパー。

【３位】OCEAN＆EARTH オーシャンアンドアース AIRCON エアコン トラベル用

シングル（1本用）

おすすめ度：

衝撃のかかるノーズとテールには25mmのエクストラパッドが追加。ボディのクッション性はサーフトリップ用に対応した10mm衝撃吸収フォーム。

フィンを付けたままでも、外しても収納可能な「EXPANDABLE TAIL GUESSET」。

錆びないジッパーや3層構造による手厚い製法はライフタイムで使用が可能。

取り外し可能な20mmパッドのショルダーストラップは、重量による肩への負担を緩和。

ボードケースの通気性を良くするベンチレーションを採用、ケース内の温度をおさえ余分な水分の蒸発を促します。

【４位】OCEAN＆EARTH オーシャンアンドアース DOUBLE COMPACT ダブル コンパクト トラベル用

おすすめ度：

ダブル（1〜2本用）

国内外のサーフトリップから普段使いもできるトラベルケース。モールドラバーがレールを保護。マチがしっかりしており保護性能は業界内でもトップクラス。衝撃のかかるノーズとテールには25mmのエクストラパッドが追加。ボディのクッション性はサーフトリップ用に対応した10mm衝撃吸収フォーム。

仕切りが1枚付属、ボードとボードの間に入れてしっかり保護できます。

FISH用は、より多くのツインフィッシュやシモンズ系のトラディショナル、オルタナティブボードのような2本収納しながら、ウェットや小物も入れられる。

スムーズなナイロンファスナー、内側にWAX＆FIN バッグ、取り外し可能な20mmパッドのショルダーストラップは重量による肩への負担を緩和。

【５位】OCEAN＆EARTH オーシャンアンドアース DOUBLE COFFIN ダブル コフィン トラベル用

おすすめ度：

ダブル（1〜2本用）

市場でもっとも分厚い20mmのレールプロテクションが、ダメージを受けやすいレール部をしっかり保護、サーフトリップに最適なハードケース。

国内外のサーフトリップから普段使いもできるトラベルケース。マチがしっかりしており保護性能は業界内でもトップクラス。衝撃のかかるノーズとテールには25mmのエクストラパッドが追加。ボディのクッション性はサーフトリップ用に対応した10mm衝撃吸収フォーム。

仕切りが1枚付属、ボードとボードの間に入れてしっかり保護できます。

FISH用は、より多くのツインフィッシュやシモンズ系のトラディショナル、オルタナティブボードのような2本収納しながら、ウェットや小物も入れられる。

スムーズなナイロンファスナー、内側にWAX＆FIN バッグ、取り外し可能な20mmパッドのショルダーストラップは重量による肩への負担を緩和。

【６位】OCEAN＆EARTH オーシャンアンドアース TRIPLE WHEEL トリプル ウィール トラベル用

おすすめ度：

トリプル（1〜4本用）

頑丈なベアリングウィールシステム。

このウィールシステムの最大のメリットが「重さを軽減できること」、トリップ時のサーフボードの持ち運びに大活躍してくれます。ケースに装着されたウィール（車輪）により、ケースの横に立って非常に安定した持ち運びが可能。

国内外のサーフトリップから普段使いもできるトラベルケース。マチがしっかりしており保護性能は業界内でもトップクラス。衝撃のかかるノーズとテールには25mmのエクストラパッドが追加。ボディのクッション性はサーフトリップ用に対応した10mm衝撃吸収フォーム。

仕切りが1枚付属、ボードとボードの間に入れてしっかり保護できます。

スムーズなナイロンファスナー、内側にWAX＆FIN バッグ、取り外し可能な20mmパッドのショルダーストラップは重量による肩への負担を緩和。

【７位】DESTINATION ディスティネーション EX AIR TRAVEL エキストラ エア トラベル

おすすめ度：

国内・海外のショートトリップに最適なマルチトラベルバッグ。１〜２本のショートボードをコンパクトに収納可能。

10mmのウレタンパッドをプロテクションに使用。

１本の時はテールエンドを閉じて、シンプルなシングルケースに、２本の時はテールエンドを広げ、コンパクトに収納可能。

【８位】DESTINATION ディスティネーション EX AIR TRAVEL COFFIN エキストラ エア トラベル コフィン

オススメ度：

トリプル（1〜3本用）

マルチトラベルボードケース、最大収納可能本数は通常３本。サーフボードの種類によっては最大4本の収納が可能な場合もあります。

12mmのプロテクションパッドを使用した十分な保護力のAIRTRAVEL用ボードケース。

中でボードがずれないように紐で調節、移動中のダメージを防ぎます。

【９位】DESTINATION ディスティネーション EX AIR TRAVEL ROLLER COFFIN エキストラ エア トラベル ローラー コフィン

オススメ度：

トリプル（1〜3本用）

キャリーが付いたマルチトラベルボードケース、最大収納可能本数は通常３本。サーフボードの種類によっては最大4本の収納が可能な場合もあります。大型ウレタンウィールでキャリーがスムーズ。

12mmのプロテクションパッドを使用した十分な保護力のAIRTRAVEL用ボードケース。

中でボードがずれないように紐で調節、移動中のダメージを防ぎます。

まとめ

サーフボードケースの主な目的は、あなたの大切なサーフボードをダメージから守ることです。

ハードケースの保護力の弱点であるファスナー部の対策や、万が一のトラブルからサーフボードを守るためにも、ニットケースやインナーケース等を活用しサーフトリップを楽しみたいものです。

あなたのサーフトリップ（旅行）用としてサーフィンライフを快適にしてくれるハードケース選びにお役立ていただければ幸いです。

2024年4月18日 サーフボードケースのサイズは大きめがいいって本当！？

2024年4月18日 用途で選ぶ！あなたに最適なサーフボードケースの選び方

2024年4月18日 トラベルにオススメ「サーフボード用バブル インナーケース」ハードケースのインナー使いで最強保護力！

2024年4月18日 サーフボード用ニットケース オススメ８選 厚手タイプもあり

2024年4月18日 普段使いにオススメ！DAY用サーフボード ハードケース 10選

2024年4月18日 サーフボードの向きは大丈夫？ハードケースの間違った使い方

2024年4月18日 サーフボード用「簡易ソフトキャリア」オススメ5選 車載 ルーフ

2024年4月18日 サーフボードの車載にオススメのルーフキャリア

2024年4月18日 サーフィン仕様のキャンピングカー「ボンゴブローニイバン BrawnyRIW-S」

2024年4月18日 サーフボードを車内の天井へ中積みできる！おすすめのキャリア バー

2024年4月18日 ロングボードが中積みできる車選び・オススメの車種は？