サーフボードケースのサイズは大きめがいいって本当!?

サーフボードケースのサイズは大きめがいいって本当!?サイズ選び

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多くのサーファーが利用する3タイプのサーフボードケース「DAY用ハードケース」「トラベル用ハードケース」「ニットケース」のサイズ選びでお悩みなら、この記事はあなたの役に立ちます。

サーフボードケースは「サーフボードより大きめ(長め)を選んだほうがいい」って聞いたことがあるけど。。。

結論からお伝えしますと、

「DAY用ハードケース」「ニットケース」は

サーフボードの長さに対してハードケースのサイズは「同じ長さのケース」を選ぶ。

「トラベル用ハードケース、旅行用としてハードケース選ぶ場合」

サーフボードより大きめ(長め)を選ぶ。

ただし、使い方、考え方は人それぞれなので正解はありません。

用途やそれぞれの使い方、予算、さらには「DAY用ハードケース」「トラベル用ハードケース」「ニットケース」によっても、サイズの選び方は変わります。

この記事では、大きめのサイズを選ぶことのメリット・デメリット、想定される用途に合わせた最適なケースサイズの選び方についてまとめました。

筆者は、海外サーフトリップの経験はもちろん、仕事柄、長年サーフボードの宅配(梱包、出荷)を利用するなど破損しやすくとてもデリケートなサーフボードの輸送事情や梱包手段も熟知しており、さらにグランドハンドリング(航空機地上支援業務)の実務経験もあり、国内の手荷物・貨物の搭降載の実情などもある程度理解していますので、サーフトリップでの航空機や宅配利用など、トラベル用のケースサイズで悩んでいるあなたにも役立つ情報となるでしょう。

筆者は、2008年からサーフショップオーナーとして新品・中古サーフ用品を2500点以上取り扱ってきた経験をもとにサーフアイテムやハウツーなどのサーフィンに特化したウェブマガジンを運営しています。

サーフボードケースのサイズ選びのポイント

サーフボード用ハードケース1/3開口タイプ(開口時)

サーフボードケース選びのポイントは2つです。

  • サーフボードの形状に合うタイプのケースを選ぶ。
  • サーフボードと同じ長さのケースを選ぶ

サーフボードの形状に合うタイプのサーフボードケースを選ぶ

サーフボードの形状の違い ショートボード、小波用エッグ、ミッドレングス、ミニロング、ロングボード

サーフボードケースは、「ショートボード用」「フィッシュ用」「ファンボード(ミッドレングス)用」「ロングボード用」など、サーフボードの形状にフィットするようにデザインされていますので、まずは、サーフボードの形状に合うタイプのサーフボードケースを選ぶことがポイント。

これは、「DAY用ハードケース」「トラベル用ハードケース」「ニットケース」の何れでも同じ。

サーフボードと同じ長さのサーフボードケースを選ぶ

サーフボード用ハードケース ファスナーガードが効果を発揮する仕様のケース

サーフボードの長さに対してサーフボードケースのサイズは、「同じ長さのケース」が理想です。

DAY用ハードケースの場合、例えば、「7’0フィートのサーフボード」なら、「7’0フィートのハードケース」。

サーフボード7'0とハードケース7'0のサイズ感の例

サーフボードケースは、少し大きめ(長めに)に作られており、7’0フィート用のケースなら7’1フィートのサーフボードが入るようなサイズ感になっています。つまり、約0.1フィート(30.48mm)程度大きいサーフボードが入るくらいの余裕を持たせたサイズで作られているので、不必要に大きめのケースを選ぶ理由はありません。

また、サーフボードケースは、市場で販売されている多くのサーフボードに適合できるように、各メーカーが計算しケースの幅や形状をデザインしているので、サーフボードの形状に合うのケースであれば、「サーフボードと同じ長さ」を選べばOK!

ただし、オーダーや特殊なタイプなど、一般的なサーフボードよりも幅や厚みが極端にあるサーフボードの場合は、ハードケースの幅が適合するか、事前にサイズ確認をしておきたい。

サーフボードと同じサイズのサーフボードケースが無い場合

サーフボードケースは、サイズバリエーションが限られており、また、メーカーによっても異なるため、お目当てのケースに一致する長さのものがない場合もあります。

その場合は、サーフボードより長いものを選びます。

例えば、長さ6’2フィートのサーフボードのハードケースを選ぶ場合、ハードケースのサイズバリエーションが、近いサイズのもので、6’0フィート、6’4フィートしかなかった場合、6’4フィートを選ぶと良いです。

サーフボード6'2とハードケース6'4のサイズ感の例

次に、6’2フィートのショートボードと7’6フィートのミッドレングスを持っており、予算を抑えたいと兼用のハードケース7’6フィートを選ぶのはどうでしょう? この場合、長さ40cm以上の差が生じてしまい好ましくありません。このようにサーフボードとケースのサイズに極端に差があると、移動中にサーフボードがケースの中でスベリ暴れてしまい、扱いにくいだけでなく、破損のリスクも上がりますのでオススメはしません。

大きめのサイズを選ぶことのメリット・デメリット

FCS 3dFITハードケース

大きめのサイズを選ぶことのメリット・デメリットを様々なシーンを想定しリストアップ、あなたの用途に合わせたサイズ選びのヒントになるかも!?

メリット

  • 複数のサーフボード用としてケースを使いまわせる。
  • 旅行や宅配利用の際に、サーフボードを梱包して入れられる。

メリット1:複数のサーフボード用としてケースを使いまわせる。

長さの異なるサーフボードを一つのハードケースで使いまわす

少し大きめのケースを選んでおくことで、長さが少し異なるサーフボードを複数枚所有している or 新たに購入予定の場合に使いまわすことができます。ただし、極端にサイズの異なるサーフボードなら、それぞれに合ったケースを購入する方がベターです。

メリット2:旅行や宅配利用の際に、サーフボードを梱包して入れられる。

飛行機で移動

サーフトリップ(旅行)などで、「トラブルを防ぐために厳重にサーフボードを梱包してからトラベル用ハードケースに入れる」「厳重梱包したサーフボードをDAY用ハードケースに入れトラベル用としても使う」目的で、大きめのサイズを選ぶ。

なお、このような使い方をするのが前提であれば、あらかじめ梱包によりサイズアップする分を考慮し、余裕を持たせたサイズ選びをしておきたい。

ただし、DAY用として利用するのが目的なのに、いつ行くかわからないサーフトリップのために、大きめのサイズにするのは本来の目的である普段使いの利便性を犠牲にしてしまうので、よく考えてサイズを選びましょう。

デメリット

  • 保管、車内積載などでスペースを圧迫する。
  • ルーフキャリア積載時に風に煽られるリスクが上がる。
  • 破損のリスクが上がる。
  • 旅行の際、運賃が上がる可能性がある。
  • 携帯性を損なう。

デメリット1:保管、車内積載などでスペースを圧迫する

ミニバンのウォークスルーのスペースを使ってロングボードを積載

ハードケース使用時:室内保管やサーフィン時に車の室内に中積みする際に、本来なら、よりコンパクトに保管・積載できるのに余計なスペースが必要になる。特に車の中積みでは、ハードケースが長すぎて入らなくなったり、運転時の視界を悪くするなどの影響が考えられます。

デメリット2:ルーフキャリア積載時に風に煽られるリスクが上がる

サーフボードを車に積載するためのオススメのルーフキャリア

サーフボードケースに入れた状態で車のルーフキャリア積載する場合、ブカブカのサイズ感だと風で煽られやすくなります。もちろん積み方次第で回避できるかもしれませんが、サイズ感の合うサーフボードケースに入れた方が風に煽られにくくなるため、安全性の面でも安心です。

デメリット3:破損のリスクが上がる

サーフボード6'2とハードケース7'6のサイズ感の例

サーフボードに対してハードケースが大き過ぎるのはお勧めしません。

大きすぎるハードケースを選ぶと破損リスクが高くなる。

サイズ感は適度に合わせておく方が安全です。

ハードケースがあまり大きすぎるとサーフボードがケースの中で上下左右にスベり暴れるため、例えばサーフボードの入ったケースを縦に立てかける際に、ケースの中で逆側に寄っていたサーフボードが地面側に勢い良く滑り落ち、地面にぶつけダメージを受けることもあります。

もちろんケースの中で滑っているので、滑り落ちてもハードケースのクッションで、ある程度保護をしてくれるわけですが、地面が硬いアスファルトだった場合、勢い良く滑り落ちたサーフボードはケース越しでもダメージを受ける可能性は高いです。

航空機利用等で荷物を預けたり、宅配便を利用する場合にも同様に、業者が持ち運んだり、立てかけたり、場合によってはスピーディーな作業を求められ軽く投げてしまう可能性もあります。例えば、投げてしまった際に壁や他の硬い荷物などに軽く当たった程度ならハードケースが保護してくれ破損等のリスクは低いのですが、サーフボードとケースのサイズ感に差があり過ぎると、ケースの中でサーフボードが勢いよくスベり暴れることがあり、壁に当たった瞬間に破損することもあります。

デメリット4:旅行の際、運賃が上がる可能性がある

サーフトリップで航空機、フェリー、宅配利用等の際、手荷物料金が余計にかかってしまう場合もある。

航空・フェリー会社の手荷物料金にしても、宅配業者の運賃にしても、各会社によって計算方法や対応できるサイズ・重さの制限などの基準も一緒ではありません。重さや長さに比例して価格がアップする場合もあれば、段階的に高くなる場合もあります。後者の例ですと。。。

過去の例ですが、海外サーフトリップに行った際の某航空会社の当時の手荷物料金は「長さが9フィート以下なら8000円、9フィートより長ければ18000円」。というように、一定の基準を超えると値段が大幅に高くなる場合もありますので、必要以上にサーフボードケースを大きくすることは、旅行時の出費を増やすことにもつながります。

デメリット5:携帯性を損なう

サーフボード用ハードケース:CREATURES クリエイチャー DAY USE DIAMOND TECH デイユース ダイヤモンドテック ショートボード

サイズが大きくなれば、バスや電車、歩行中など移動時の持ち運びにも気を使います。重さももちろん増えるので、長時間手で持ったり、肩にかけ続けるのも負担となり、携帯性を損ないます。少しでも軽量、コンパクトであることに越したことはありません。

ニットケースのサイズ選び

サーフボード用ニットケース フィット感

ニットケースの一般的な使い方として考えられるのが、

「ハードケースのインナー用として」「車への中積み、ルーフキャリアに積む際の保護用ケースとして」の2つ。

サーフボード用ハードケース:DAKINE ダカイン DAY USE デイユース ショートボード 開口時

いづれもの場合も、サーフボードと同じ長さを選ぶ。

同じ長さがなければ、サーフボードより大きめで、一番近い長さのものを選びます。

サーフボードを車内へ中積み「インテリアバー」
サーフボード用 簡易ソフトキャリア ルーフ設置例・ロングボード、ミッドレングス2本固定

もちろん「ショートボード用」「フィッシュ用」「ファンボード(ミッドレングス)用」「ロングボード用」など、サーフボードの形状に合うニットケースを選んでください。

あまり大きめ(長め)のニットケースだと、下の画像のようにサーフボードを入れた際に不恰好で、持ち運びやルーフキャリアなどに積む際にも邪魔になります。

横幅もサイズが合わずブカブカだと持ちにくくなり、スベらせて落としたりするなどの原因にもなります。

サーフボード用ニットケース サイズ大きめ

ニットケースは、基本的に大きめを選ぶメリットはほとんど無く、デメリットの方が多いです。ハードケースに比べると安いものも多いので、複数のサーフボードで使いまわすという考えは捨て、用途に関係なくサーフボードに合わせた長さ・形状のケースを選ぶことをオススメします。

前述のサーフボードと同じ長さのハードケースを選ぶで説明したようにサーフボードケースは、基本的に大きめのサイズ感となっており、これはニットケースでも言えることなので、極端に幅や厚みのあるような特殊なサーフボードでないかぎり、若干長めのサーフボードも入るサイズ感なので、基本はサイズに合ったニットケースを選びたい。

DAY用ハードケースのサイズ選び

クリエイチャーズ スリムフィットハードケース

普段サーフィンは車移動のみ、電車やバスなどで移動用として使用する場合の普段使い用としてハードケースのサイズ選び、さらにトラベル用として、DAY用ハードケースを使いまわしたい場合のサイズ選びについて紹介します。

  • 普段使いのデイ用として使いたい(車移動のみ、電車やバスなどで移動用)
  • トラベル用としても使いたい

普段使いのデイ用として使いたい

車移動のみ、または、電車やバスなどで移動用の

いづれもの場合も、サーフボードと同じ長さを選ぶ。

サーフボードと同じ長さのケースがなければ、少し大きめ(一番近い長さ)のものを選びます。

もちろん「ショートボード用」「フィッシュ用」「ファンボード(ミッドレングス)用」「ロングボード用」など、サーフボードの形状に合うハードケースを選んでください。

長さが多少異なる複数のサーフボードで使いまわしたい場合は、一番大きなサーフボードに合わせると良いでしょう。ただし、あまり大きすぎるのは、大きめのケースサイズを選ぶことのメリット・デメリットで紹介したようにデメリットもありますのでほどほどのサイズ感にしたい。

なお、電車やバスなどで移動用として使用する場合、長時間持ったり肩にかけて移動するのは地味に大変です。特に頻繁にそのような使い方をするのであれば、大きめを選ばず、なるべく軽量&コンパクトに収まるようサーフボードに合うサイズ感を意識して選ぶことをオススメします。

大きめのサイズを選ぶと移動中にケースの中でサーフボードがスベッて暴れることもあり、ストレスになったり場合によっては、大きめのケースサイズを選ぶことのメリット・デメリットでお伝えしたように破損のリスクもあがります。

ニットケースと二重保護したい場合のサイズは!?

サーフボード用ハードケース:CREATURES クリエイチャー DAY USE DIAMOND TECH デイユース ダイヤモンドテック ショートボード 開口時

電車やバスなどで移動用として使用する場合など、できればニットケースをインナーにして、さらにDAY用ハードケースに入れるのが保護力の面でオススメです。

このような場合のケースサイズは大きめが良いのか?

大きめを選ぶ必要なし!サーフボードと同じ長さを選ぶ。

前述のサーフボードと同じ長さのハードケースを選ぶで説明したようにサーフボードケースは、基本的に大きめのサイズ感となっていますので、ニットケースに入れたくらいで入らなくなるようなことはありません。

トラベル用としても使いたい

DAY用の中には、ちょっとしたトラベル用としても使えそうな保護力を持つハードケースもあり、DAY&トラベル兼用として使用を考えている方もいるかもしれません。

とはいえ、トラベル用に比べるとパッド(クッション)の厚みも薄く保護力は落ちるので、大きめのハードケースを選んでおくことで、インナーケースを使用したり、梱包したり、クッション材等を詰め込み保護力を補うことができます。

もちろん、トラベル用のハードケースを別途で購入し、使い分けるのが好ましいのですが予算の都合でやむなくと言う方には一つの方法です。

トラベル用ハードケースのサイズ選び

オーシャンアンドアーストラベル用ハードケース ショート用

トラベル用ハードケースの場合は、

サーフボードより大きめ(長め)を選ぶ。

トラベル用ハードケースは、DAY用ハードケースに比べても価格もそれなりに高く、保管時にも場所を取る。しかも、趣味で楽しむ程度のサーファーにとっては活躍に機会が少ないトラベル用ケースを何枚も準備するのは現実的ではありません。

サーフボードに対し、ある程度大きめのサイズを選ぶと良いでしょう。

さらに、以下のような使い方をしたい場合にも大きめを選んでおくことでメリットとなります。

  • インナーケースと併用して保護したい
  • 1〜3枚用のトラベルハードケースに長さの異なるサーフボードを入れたい

インナーケースと併用して保護したい

インナーケースと併用する場合には、インナーケースに入れた際のサイズを考慮し大きめのトラベル用ハードケースを選びたい。

以下のインナーケースは硬めのエアパッキンが2重構造になっているので、しっかりとハードプロテクトしてくれます。ニットケースよりもインナーケースとしては保護力も高いのでトラベル用のインナーケースとしてオススメです。また、車載時の簡易保護ケースとして使用可能。

さらに、保護力をアップさせる方法として、まずはニットケースにサーフボードを入れ、次いでインナーケースに入れ、トラベル用ハードケースに3重で入れることで最強の保護力になること間違いなしです。ここまでする必要はないかもしれませんが…。

長さの異なるサーフボードを入れたい

オーシャンアンドアーストラベル用ハードケース ショート用に長さの異なるサーフボードを入れたい

トラベル用のハードケースには、シングル(1本用)、ダブル(1〜2枚用)、トリプル(1〜3枚)など複数枚サーフボードを収納できるケースが販売されています。

長さや異なるタイプのサーフボードを入れることも想定されます。そのような場合に、大きいサーフボードのサイズに合わせて購入しておくことで、一つのハードケースに複数枚サーフボードを入れてサーフトリップに行くことができます。予算も最小限におさえることができます。

なお、長さが異なるサーフボードを複数枚入れる場合には、インナーケースなどを併用したり、余った空間は、収納スペースとしてウェットスーツやタオルなどの柔らかいものを詰め込むことがで、これがクッション材としても機能してくれ、収納と保護の二役を果たしてくれます。また、余った空間を埋めることはサーフボードがケース内でスベッて暴れることを防いでくれます。

サーフボードケースの選び方についてはこちらで詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。

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