サーフィン波情報にオススメの2つの無料アプリWindyと潮見表

サーフィン波情報にオススメの2つの無料アプリWindyと潮見表

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これがあればもう波情報アプリ(サイト)は不要!?サーフィンに行く前にサーフポイントの波情報&潮見表をチェックできる2つの無料アプリを紹介。Windyの使い方、活用方法について詳しく解説。

サーフィン波情報にオススメの無料&有料アプリ

波情報にオススメの無料アプリとして紹介するのは2つのアプリ「Windy」と「surf life」です。いずれも有料のサーフィン向けの波情報アプリとは少々違いますが、使い方次第ではかなり便利なツールとして活用できます。そのツールの使い方と活用方法について詳しく紹介します。その前に有料アプリについて少しだけふれてみたいと思います。

有料の波情報アプリ(サイト)について

BCM波情報
BCM波情報Viewer
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なみある?アプリ
なみある?アプリ サーフィン&波情報
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波伝説アプリ
波伝説「波をキャッチ」波伝説情報
App Storeからダウンロード
Google Playからダウンロード

サーフィン向けの人気の波情報アプリ(サイト)には「波伝説」「なみある」「BCM」があります。無料でも利用できるサービスもありますが、いずれも実用性という観点から有料版「月額300円(税抜)〜」が基本と考えた方が良いでしょう。メジャーポイントを中心に各サーフポイントの「波のサイズ」「波質」「水温」「混雑具合(サーフィンしている人数)」から「ポイントのライブ動画、撮影動画」まで随時更新されています。各サイト(アプリ)により多少情報の違いはありますが、その場に行かなければ知ることのできない情報を月々わずかな料金でいつでも見れるというのが魅力です。頻繁・定期的にサーフィンをされる方、サーフトリップなど遠方からポイントに来訪する方は、これらの情報により、効率的なポイント選びが可能となりサーフポイントをあちこち走り回ることも減り、時間的なロスが少なくなることでサーフィンを楽しめる時間も増えるなど、ガソリン代や時間ロスから考えても十分に元が取れる波情報アプリです。

 

それでは、本題の2つのアプリについて紹介していきたいとおもいます。

オススメのアプリ1「Windy」

「Windy」は天気予報を視覚的にとらえる優れたツールとして人気のアプリです。WEB版もありPCなどのブラウザからでもアクセスが出来るようになっており、いずれも無料で誰でも利用することができます。

「Windy」の特徴

サーフィン、釣りなどの海のレジャーや登山など気象情報を必要としている方に便利なツールです。サーフィンで活用する場合、サーフポイントの波のコンディションを予測するために活用できる「波の大きさ」「風向き」や「天候(雨、雷)」など現時間〜10日先まで予測情報を見ることができるのでスケジュール調整もしやすく便利です。他にも「レーダーと衛生(気象レーダー/衛星)」「雲(下層雲/クラウドベース/視界/)」「気温(湿度)」「大気質(二酸化窒素/PM2.5/エアロゾル/オゾン層)」の情報など豊富な気象情報を見ることができます。

Windy
出典:Windy.com

有料版あり / 無料とPremium(有料版)の違い

Windy Premium(有料版)もあり、その違いは以下のようになります。

 無料Premium
情報密度3時間予報高解像度の1時間予報
更新頻度標準的なデータ、1日2回更新高精度なデータ、1日4回更新
速度標準的な配信高速なデータ配信のための高品質ネットワーク
商用利用不可
サポート技術的なサポートなし営業時間中の高品質なサポート
広告2021年からターゲティング広告広告やトラッキングクッキーなし

有料版は1時間毎の予報を見れたり、更新回数頻度も高いので情報の精度という点ではより正確な情報を得ることが可能です。また無料版は商用利用は不可。商用については詳しいことはわかりませんので推測になりますが、恐らく商用で運営しているウェブページなどにウィジェットを埋め込む場合などに有料版の契約が必要ということではないか!?と思われます。 有料版との違いは多少ありますが、無料版でも十分に実用性もあり満足度の高いアプリです。

直感的に操作・理解できる

「Windy」は視覚的にとらえる優れたツールですので、操作方法や気象情報もわかりやすく直感的に理解できる点も人気の理由と考えます。わざわざ説明するまでも無いかもしれませんが、サーフィン時に必要な波、風、天候の機能について紹介します。

波の高さ、向きがわかる

「3本線のハンバーガーボタン(以降メニューボタンとする)」をタップし、メニュー内の「波」をタップすると画面全体に波情報が表示されます。この時に「うねり/うねり2/海水温」がメニュー欄に表示もされますので、同様に選択すればその情報に切り替わり画面に表示されます。画像の画面下には、色の変化で波の高さがわかるようにするためのカラーメジャーのようなものが表示されています。左側から水色〜徐々に濃い青〜赤という具合に色の変化で波の高さを判断することができます。数字も書かれており、波の高さの単位は「m」で表示。

下のWindyの波の動きをご覧ください。海上で動いている白いものが波の向きを表しています。つまりここでは、色で「波の高さ」、波の動きで「波の向き」を確認することができるのです。また、波のメニューでは「波」以外に「うねり」「うねり2」「うねり3」「海水温」を見ることができます。

ところで、「うねり2,3って何?」、波と何が違うの?って疑問になっている方もいることでしょう。

波メニューの活用方法

基本的には波のメニューの「波」をみれば良いと考えます。波のサイズや波の向きが、サーフポイントにどのくらいのサイズでどの角度入ってきているかを意識しながら確認します。時間経過と共にどのように変化するかもチェックします。実際に現地ではどのようなコンディションだったかを検証します。これを繰り返し行うことで、波が反応しやすい波の向きやサイズ感が少しずつ分かってきます。また波質もどの角度の方がきれいな割れ方をするかなど、サーフィンをしながら分析するのも良いでしょう。もちろん風や地形も日々変化するので、予測も単純ではありませんが、このような予想も含め楽しむのも自然相手のサーフィンの醍醐味ではないでしょうか。さらに「波」意外にも「うねり」が3種類ありますので活用してみてはいかがでしょうか。これは筆者の見解ですが、サーフポイントの場所、向き、地形などの環境によって、うねりの影響も変わると考えます。そのため、あるポイントでは「うねり2」が予想するのに効果的な場合もあれば、別なポイントでは「うねり1」が参考になる場合もあると考えますので、色々試しながら分析に活用してみるとよいでしょう。

波とは

平均波高とそのすべての波型の期間(膨潤波と風波)。海岸線の近くでは、実際の高さは海底の形(地形)の影響を受けます。

うねり(うねり1)とは

その時の現地の風に大きな影響を受けない(どこか他の場所の)風で生成された波を指します。この後の説明ではこれを「うねり1」とします。

うねり2とは

二次的なうねり。遠くの風でも「うねり1」以外の場所でも発生し「うねり1」とは異なる高さ、方向、周期を有します。

うねり3とは

「うねり1」と「うねり2」より高さ、方向、周期が異なる別の二次的なうねり。なお、「うねり3」はデフォルトでは表示されないので、必要な場合「その他のレイヤー」から「うねり3」をオンに設定します。

Windyアプリ-波 うねり3の設定方法

海水温とは

海面に近い水温(海面温度)。なお海岸線の近くでは海岸線と海底の形や風、波の影響を受けます。

Windyアプリ-海水温

風の強さ、向きがわかる

Windyアプリ-風の見方・操作方法

「メニューボタン」をタップし、メニュー内の「風」をタップすると画面全体に風情報が表示されます。この時に「最大瞬間風速」がメニュー欄に表示もされますので、同様に選択すればその情報に切り替わり画面に表示されます。画像の画面下には、色の変化で風速がわかるようになっています。数字も書かれており、風速の単位はノット「kt」で表示。(1ノット=約0.51m/s)

下のWindyの風の動きをご覧ください。地図上で動いている白いものが風の向きを表しています。ここでは、色で「風の高さ」、風の動きで「風の向き」を確認することができます。

風とは

表面からの10メートル上の平均風速、または選択された圧力レベル。

最大瞬間風速とは

過去3時間のうち、表面からの10メートル上の最大瞬間風速。(無料版の場合、有料版は?)

雨、雷の有無や動きがわかる

Windyアプリ-雨・雷の見方

「メニューボタン」をタップし、メニュー内の「雨、雷」をタップすると画面全体に雨、雷の情報が表示されます。この時に「累積雨量/新雪/雷雨」がメニュー欄に表示もされますので、同様に選択すればその情報に切り替わり画面に表示されます。画像の画面下には、色の変化で雨量がわかるようになっています。数字も書かれており、雨量の単位は「mm」で表示。

地図画面上に白色の稲妻のようなマークが表示されているところは、雷が発生する可能性もあり。雨、雷については筆者の経験では、予報が外れることも結構あるような気がします。特に雷はその傾向が強い気もします。あくまでも気象予報なので…。しかしながら、サーフィン中の雷は大変危険ですので、こういった情報をあらかじめ知っておくことで、心構えができるようになり、危険予知、迅速な判断が可能になると考えます。

雨、雷とは

過去3時間の雨/積雪。(無料版の場合、有料版は?)

累積雨量とは

次の数時間or数日のトータル雨量。

Windy.com アプリ
Windy.com
App Storeからダウンロード
Google Playからダウンロード

オススメのアプリ2「surf life」

surf lifeアプリ
出典:surf life

その名のとおり、サーフィン向けの情報アプリ(サイト)。全国各地サーフポイントやその潮位グラフ・潮見表、天気・気象情報、波や風の高さ・向きなどの情報が見れます。サイトがのデザインもよく使いやすく見やすい。こちらもWEB版もありPCなどのブラウザからでもアクセスが出来るようになっており、いずれも無料で誰でも利用することができます。現時点ではiOS(iPhone、iPod touch、iPad)非対応、アプリはAndroidのみの対応となっています。

なお、このAndroid版のアプリは単純にWeb上にある「surf lifeサイト」をブラウザで表示させているだけのアプリなので、iOSでは、ショートカットアプリを使って,ウェブサイトをワンタップで表示させるようにしておけば、Android版アプリと同じ使い方ができるということになります。

各サーフポイントの潮位がグラフで見れる

surf life 潮見表「潮位グラフ」

潮見表がグラフ化されているので、視覚的にとらえることができる。潮位グラフもとても見やすい。グラフだけでなく潮見表も〜1ヶ月先まで確認できます。

surf life 潮見表「気象情報、予想 各エリア地図(Windy)」

潮見表のページには、気象情報、気象予報、ポイント地図など情報も一緒に掲載されています。画像みればお分かりのように、Windyのウィジェットが埋め込まれていますので、surf lifeのアプリだけあればWindyも利用可能です。とはいえWindyのみ見たいという場合は、余計なアクションが増えてしまうことになりますので。「Windy」のアプリもダウンロードしておきたい。

全国各地のサーフポイントがわかる

surf life 全国各地のサーフポイント&波情報

全国各地のサーフポイントがマップ形式で表示。サーフトリップ等で活用できます。各ポイントの情報としては「波の高さ、周期、向き」「気温」「風の強さ、向き」を見ることもできます。

surf lifeアプリ
潮見表・波情報ならサーフライフ
App Storeからダウンロード
Google Playからダウンロード

「surf life」はAndroid(Google play)のみダウンロード可能。iOS(iPhone、iPod touch、iPad)向けアプリが現在ありませんので、ブラウザからsurf lifeご利用ください。

2つのアプリの活用方法

これまでの説明で活用方法についてはなんとなく理解されたかとおもいます。これらの情報(データ)をどのように利用し使いこなすかはあなた次第ですが、最後に筆者の活用方法を改めて紹介し終わりたいと思います。

サーフィン経験者なら波予想も容易

普段、通っているホームポイントが海の近くであれば、いつでも波チェックには行けますが、1時間、2時間、3時間…と遠方になれば、事前に波情報が欲しいものです。「Windy」と「surf life」のアプリがあれば、コンディションによって行く日程や時間帯などの調整に役立てることができます。「Windyでは「波」「風」「雨、雷」の情報を「surf life」では潮見表(潮位グラフ)の情報を活用し、サーフポイントの波のコンディション、天候を予測可能と考えます。とはいえ使い始めてすぐに、的確な予想ができるとは言いませんが、ある程度サーフィン経験のある方であれば、普段からこれらの情報と実際のコンディションを比較観察すること繰り返し行うことで、あなたの通うホームポイントくらいであればある程度のコンディション予測ができるようになります。自然相手の予報データですので、予測が外れてしまうこともありますし完璧な予測は不可能ですが、継続的に利用することで、あなたの頭の中に蓄積されたデータにより精度が上がりこの2つの「Windy」と「surf life」のアプリだけで十分に波情報の役目を果たしてくれるでしょう。

サーフィン経験値の少ない方へ

なお、サーフィンを始めたばかりの方や初心者の場合、サーフィンに関する経験値や知識が少ないために波や風、潮などの情報からコンディションを予想するのは難しくなります。まずは現地のリアルな波情報を見れる有料の波情報アプリを利用する方がベターです。とはいえせっかく無料で使えるアプリがあるわけなので、活用したいですよね。今回紹介した2つのアプリを活用するための基礎知識(波に影響する風、潮の見方)について紹介したいと思います。

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