サーフィン用ウェットスーツの種類(特徴と使用時期)

サーフィン用ウェットスーツの種類

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年間を通じて変化する気温、海水温に対応出来るように、様々な種類のウェットスーツが揃っています。

一般的に利用されているウェットスーツの種類と特徴、使用時期(季節)、デメリットなどを紹介。

「最初にそろえるならどのタイプか?」

あなたの目的・環境に最適なウェットスーツはどの種類か?」

選び方の手順まで紹介しています。

ウェットスーツの種類

ウェットスーツの種類 - セミドライ、フルスーツ、シーガル、スプリング、ロングジョン、ショートジョン、ジャケット、タッパー、ウェットパンツ

ここでは、セミドライ、3mmフルスーツ、シーガル、スプリング・ロングスプリング、ロングジョン・ショートジョン、ジャケット、タッパー、ベスト、ウェットパンツについて詳しく紹介します。

それぞれの快適なサーフィンを楽しむためにも、自分のサーフィンスタイルに合わせ準備しましょう。

また、見た目は同じようなタイプ(形状)でも、生地の厚さや使用している素材(生地)に違いもあるのでチェックしておきたい。

セミドライ(5mmフルスーツ)

5/3mmフルスーツ(セミドライ)

冬の海水が冷たく寒い時期に使用します。

生地の厚みは5/3mmが一般的で高い防水性、保温性を高めたウェットスーツ。

生地の5/3mmとは、一般的に保温性を高めたいボディが5mm厚の生地、動きやすさを必要とする腕が3mm厚の生地が使われているということです。

表生地は防寒性の高いスキン素材を広範囲に使用しているモデルが主流で、裏地には裏起毛の温性の高い素材が使用されています。

セミドライの生地、スキン素材と裏起毛

着用するシーズン的にも保温性が最も重要となり、その性能を最大限に生かす為にもサイジングにはこだわりたい。

近年は、マテリアルの保温性が向上し3mmセミドライ、2mmセミドライも登場しています。

3mmフルスーツ

3mmフルスーツ

比較的海水が冷たく肌寒い春、秋向け。

形状はセミドライと同じだが、スキン素材がメインのセミドライに比べ、ストレッチ性が高いジャージ素材をメインとしたタイプが多い。

クラシックスタイルなどスキン素材がメインの3mmフルスーツもある。

ノンジップタイプのウェットスーツ

生地の厚さは3mmや3/2mmが一般的。

セミドライに比べ、素材や生地の厚みが薄い分、保温性は落ちるが伸縮性、軽さ、運動性が上がるのでサーフィン時のストレスは大幅に軽減します。

日焼けが気になる方は、少し暑い時期に対応できる2/2mmフルスーツもある。

シーガル

シーガル・ウェットスーツ

半袖、ロングパンツタイプ。

海水温が低く、気温が高い春や秋向け。フルスーツを使用する季節の前後で使用することが多い。

生地の厚さは3mmや3/2mmが一般的。

また、サーフィン時にボードにぶつけたり、フィンカットでケガしやすい脚部を少しでも保護したい…という方には、スプリングの代わりとして、夏の時期に使用するのもオススメ。

スプリング・ロングスプリング

スプリング・ロングスプリングウェットスーツ

生地の厚さは3mm、3/2mm、2mm が一般的。

左が長袖、ハーフパンツタイプの「ロングスプリング」。

海水温度が比較的高い時期の春〜秋向け。シーガルと同じような時期に使用されます。

夏用として使用も可能で、腕の日焼けが気になる方にも良いでしょう。

右が半袖、ハーフパンツタイプの「スプリング」夏場に使用。

夏の気温が下がる朝や夕方、風の強い日や悪天候の日などの体の冷え対策として重宝します。

ロングジョン・ショートジョン

ロングジョン・ショートジョン

左がノースリーブ、ロングパンツタイプの「ロングジョン」

右がノースリーブ、ハーフパンツタイプの「ショートジョン」

クラシカルなデザインでロングボーダーに人気。

ジャケットと併用することでフルスーツとして使用可能。

夏、春・秋の海水が高い時期に推奨。

ただし、ジャケットと併用しても大量の海水が中に入ってくるので、フルスーツほどの保温性は無く、海水が低い時期の防寒性は期待できません。

ノースリーブなので、肩が露出します。

肩の日焼けが気になる方にはオススメしません。

肩の露出は、夏でも長時間のサーフィンや天候によっては身体の冷えにつながりますので、冷え性・寒がりな方には向きません。

ジャケット

ジャケット・ウェットスーツ

フロントにファスナーのついたジャケットタイプ。

特にロングボーダーに愛用者が多く、夏場は水着、サーフパンツ、ウェットパンツ、春・秋はロングジョンと合わせることが可能。

個人差がありますが、パドリング時にファスナーの凸凹で肌がスレたり、痛くなったりする人もいます。

タッパー

タッパー

水着やサーフパンツ、ウェットパンツと併用して着るタッパー。

半袖と長袖があります。

真夏用。

生地の厚さは、2mmやそれ以下の薄手の生地を使用されているのが一般的。

夏のパドリング時の肌スレ、防寒、日焼け対策にオススメ。

夏の肌スレや日焼け対策なら、ラッシュガードもお勧めですが、タッパーは冷え対策としても多少の効果があります。

めくれやすいラッシュガードに比べフィット感もあるので、ズレにくいというメリットもあります。

ベスト

ベスト・ウェットスーツ

水着やサーフパンツ、ウェットパンツと併用して着るベスト(ノースリーブタイプ)。

真夏用。日焼けやリーフポイントのでの怪我防止として着ることもあります。

ウェットパンツ

ウェットパンツ

夏のサーフィンにオススメのウェットパンツ。

ウェットスーツに使用される生地でつくられているウェットパンツは、めくれやすいサーフパンツにくらべフィット感がよく、保温性、保護力の面でもメリットがあります。

最初にそろえるなら、どの種類のウェットスーツがオススメ?

サーフィンをする季節(時期)、地域(サーフポイント)、予算によってオススメする種類も変わっています。

そこで、あなたの目的・環境に最適なウェットスーツはどの種類か?

選び方の手順を準備しました。

なお、サーフィンをこれから始める方や初心者にわかりやすいように、これから一着目のウェットスーツを揃える方の視点で案内します。

ウェットスーツ(種類)選びの手順

  • サーフィンをする季節(時期)を明確にする。
  • あなたがサーフィンをする地域を明確にする。
  • ウェットスーツ早見表【全国版】を参考にウェットスーツの種類を選ぶ。

❶ サーフィンをする季節(時期)を明確にする。

まずは、サーフィンをする季節(時期)を明確にします。

できるだけ出費を抑え、低予算でウェットスーツを揃えたいという方は、

「まずは、夏の暑い時期から始める。」

「あまり寒くない春〜秋だけ(冬以外)。」

がオススメ。

この時期に着用する、ウェットスーツは価格的にも安いです。

「一年中サーフィンしたい。」

という方の場合でも、始める時期を夏、もしくは春、秋にすることをお勧めします。

例えば、夏からスタートする場合、夏に着用できるものから順に揃えて、季節が変わる前に次のウェットスーツを揃えるのがオススメです。一気に冬用のセミドライスーツまで揃えると一度に出ていく出費が増えるだけでなく、ウェットスーツ選びの経験値がない中では、サイズやエントリーシステムの選択で失敗するリスクが大きくなります。

まずは、リスクを下げるために一着ずつ揃え、その経験を次のウェットスーツ選びに活かしていくといいでしょう。

❷ あなたがサーフィンをする地域を明確にする。

日本地図+日本各海域の海面水温ポイント(エリア)

サーフィンをする地域(サーフポイント)をどこにするのか?

自分の良く行く・通うポイントをベースにしてウェットスーツ選びをします。

❸ ウェットスーツ早見表【全国版】を参考にウェットスーツの種類を選ぶ。

水温・気温・季節で選ぶウェットスーツ早見表【全国版】

気象庁の各管区気象台の全国の海面水温と気温のデータをもとに、

全国各地のサーフポイントに適したウェットスーツ選びのための「一目でわかる!ウェットスーツ選び早見表」を作成しています。各地域の季節(水温・気温)に最適なウェットスーツのタイプが一目でわかります。

❶、❷の内容に合ったウェットスーツの種類を探します。

マテリアル(素材)や特徴、エントリーシステムなど、ウェットスーツ選びに押さえておきたいポイントや基礎的なことなど、詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

どのタイプ(種類)か分かったら、ウェットスーツを探します。

オススメのウェットスーツを厳選し紹介していますので、あわせてご覧ください。