サーフワックス&ベースコートの塗り方(ロングボード・ミッドレングス編) | サーフィンマガジン「73NAVI(なみなび)」

サーフワックス&ベースコートの塗り方(ロングボード・ミッドレングス編)

サーフボードのワックス&ベースコートの塗り方(ロングボード・ミッドレングス編)

購入したばかりのサーフボードやワックスを剥がし塗り直す場合はベースコートで下地塗りします。ワックスを塗る際の注意点や、塗り方のコツ、WAXの種類ついての紹介。ロングボード、ミッドレングス(ファンボード)編として案内していますが、ショートボードも基本的に同じですのでご覧ください。

1)サーフボードのワックスの役割と種類

ワックスの役割

サーフボード用のWAXは、滑り止めとしてサーフボードのデッキ部に塗ります。足の滑り止め・グリップ力UPやパドル時の姿勢を安定させます。なお、スキーやスノーボードのワックスは滑りを良くするために滑走面側に塗るものでWAXの役目が違いますので、くれぐれもサーフボードのボトム(裏側の滑走面)に塗らないように…(笑)

ワックスの種類

サーフワックスの種類

ワックスは、水温によってグリップ力が変化しますので、水温に適した硬さのワックスを使用します。パッケージ等に適応水温が記載されていますの表示された水温に合わせてご使用ください。

種類 用途
COLD(コールド) 水温が最も低い冬用
COOL(クール) 水温が比較的低い春もしくは秋用
WARM(ウォーム) 水温が比較的暖かい初夏や秋口用
TROPICAL
(トロピカル)
水温が最も暑い真夏用
BACECOAT
(ベースコート)
ワックスの塗られていないボードに下塗り用として塗ります。サーフボード購入時やワックスを剥がした後の下地に使います。一年中OK。

この他、COLD(コールド)よりも柔らかいSUPER TACK(真冬用)もあります。

最近はオールシーズン使えるワックスも販売されております。またワックスを毎回塗るのが面倒という方にはワックスシートという選択肢もありますのでご興味のある方はを面倒なワックスが不要!グリップ力の高いオススメのサーフボード用ワックスシートご覧ください。

ワックスは石油系の製品が多く販売されておりますが、環境を意識した自然に優しい天然素材で作られたオーガニックワックスもあります。

2)ワックスの塗り方

ベースコート(下地)を塗る

新品やワックスを落としたキレイなサーフボードの場合、まず下地となるベースコートを塗ります。ロングボードの場合は、ノーズライディングなどノーズ先端からテールまで使用面積も広いですので基本的にデッキ部の全体に塗ります。ショート、ファンボード・ミッドレングスの場合、テイクオフ時に手を置く場所、ライディング時に足を置く部分になります。波のコンディションなどでも多少スタンスも変わる場合があるので広めに塗るといいでしょう。その際、予めベースコートの角を使って塗る範囲を決め、線を引いておくといいです。塗る範囲が決まったら、「力を入れず」に薄く円を書くように塗ります。つぶつぶの玉を作るのがポイント。なお、ロングボードの面積をしっかり綺麗に塗ろうとすると1時間とか、結構時間がかかりますので頑張りましょう。

ワックスの塗り方、ロングボードの塗る範囲

例えばロングボードの場合ですと写真のピンクの網目状の範囲を塗るイメージです。(ピンクの線が雑ですみません)ロングではノーズライディングをしますのでノーズの先端からテールの方まで塗ります。中央よりやや上めの部分は、テイクオフで手をついたりボードを握ったりする部分になりますので滑らないようにボード幅一杯に塗ります。それ以外は横幅いっぱいに塗っていません。(塗ってもスタンディングの際には端に立つ必要がないので、多少余裕を持たせて塗った方がいいですが幅いっぱいのギリギリまで塗らなくてOKです。また波待ちなどの際にボードの上に跨いで座るわけですがこの際に、夏場などサーフパンツや水着で素肌を見せる場合、ギリギリまでワックス塗りすぎると擦れて痛くなったりするのを防げます。塗っていない方が方向転換などで扱いやすい面もありますので横幅いっぱいまで塗らない方が良いでしょう。あとは各々のクセや使い勝手もありますので塗る場所は使いながら塗る範囲を調整してください。

ミッドレングス(ファンボード)の場合はノーズライディングされる場合は同じよう範囲で、ノーズライディングをしない場合はノーズ側から約1/3前後程度はワックスを塗る必要がないと思いますのでその部分を省略して塗ります。ショートボードも同じですがデッキパッチ(パット)がある場合はその箇所を除いた範囲を塗れば良いです。

筆者の塗り方にはなりますが、ちょっと粋に、こだわってワックスを塗りたい方にオススメの塗り方として、全く何も塗られていないサーフボードにベースコート(下地)を塗る際、一番最初に、画像のピンクの線の通りにワックスの角を使って線を引くイメージで塗っていきます。この時少し力を加えワックスで線が引けていたらOKです。ワックスで格子状の線を描くことができたらあとは、線を引いた時よりは力を入れ過ぎないように薄く円を書くように塗り重ねていきます。つぶつぶの玉を作るのがポイント。次第に格子状に引いた線が浮かびながらも全体的にワックスが粒状に出来てきて綺麗に仕上がります。

屋外でベースコートを塗るのはNG

ベースコート塗る際は、日光が届く屋外はNGです。理由としてボードが日光で熱くなりワックスを塗ろうとしてもワックスがボードに固まった状態で付着してくれません。仮に塗れたとしても綺麗に仕上げることはできないでしょう。ワックスはちょっとした熱でも簡単に溶けますので屋内など陽射しが届かない涼しい場所を選んで塗ることが綺麗に塗るポイントの一つです。

ワックスは同じ面だけで塗らない

ベースコートもトップコートも同じなのですが、同じ面だけで塗らない。特に下地を塗る場合、時間がかかりますがワックスの同じ面だけで塗っていると若干ですが摩擦熱が発生します。ワックスは溶けやすくなると綺麗に塗れなくなってしまいますので、こまめに塗る面を変えながら塗り重ねていくと綺麗に仕上げることができます。

トップコートを塗る

水温に合ったトップコートワックスを塗ります。前述せ塗ったベースコート上に塗り重ねていきます。この時も円を書くように、あまり力を入れ過ぎず塗ります。ボード全体(塗る範囲)にWAXを塗り完成。トップコート(ワックス)はサーフィン前に毎回を塗ればOKです!
※なお、ワックスは「滑り止め・グリップを良くする」ためのものですので、塗り方に正解はありませんので参考にしていただければ幸いです。