サーフワックス&ベースコートの塗り方(ショートボード、ミッドレングス、ロングボード)

サーフボードのワックス&ベースコートの塗り方(ロングボード・ミッドレングス ・ショートボード)

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購入したばかりのサーフボードやワックスを剥がし塗り直す場合はベースコートで下地塗りします。サーフワックスを塗る際の注意点や、塗り方のコツ、WAXの種類ついての紹介。

ショートボード、ロングボード、ミッドレングス(ファンボード)とも基本的に同じですのでご覧ください。

サーフボードのワックスの役割と種類

サーフワックスを塗ったサーフボード

ワックスの役割

サーフボード用のWAX(ワックス)は、滑り止めとしてサーフボードのデッキ部に塗ります。

足の滑り止め・グリップ力UPやパドリング時の姿勢を安定させます。

なお、スキーやスノーボードのワックスは滑りを良くするために滑走面側に塗るものでWAXの役目が違いますので、くれぐれもサーフボードのボトム(裏側の滑走面)に塗らないように…(笑)

ワックスの種類

サーフワックスの種類

サーフワックスは、水温によってグリップ力が変化しますので、水温に適した硬さのサーフワックスを使用します。

パッケージ等に適応水温が記載されていますの表示された水温に合わせてご使用ください。

ワックスのパッケージなどに適応水温が明記されておりますので確認し、その時々の水温にあわせて使用するサーフワックスを使い分けますが、わかりやすいように季節での目安を紹介しておきますので参考してください。

またメーカー等により多少の違いや、各地域によっても水温差がありますので、加味しつつ各々で判断して活用してください。

種類用途
COLD (コールド)水温が最も低い冬用
COOL (クール)水温が比較的低い春もしくは秋用
WARM (ウォーム)水温が比較的暖かい初夏や秋口用
TROPICAL
(トロピカル)
水温が最も暑い真夏用
BACECOAT
(ベースコート)
ワックスの塗られていないボードに下塗り用として塗ります。サーフボード購入時やワックスを剥がした後の下地に使います。一年中OK。

この他、COLD(コールド)よりも柔らかいSUPER TACK(真冬用)もあります。

サーフワックスは石油系の製品が多く販売されておりますが、環境を意識した自然に優しい天然素材で作られたオーガニックワックスもあります。

人気のサーフワックスからオーガニックワックスまで、こちらで紹介していますので合わせてご覧ください。

ワックスを毎回塗るのが面倒という方にはワックスシートという選択肢もありますのでご興味のある方はこちらをご覧ください。

ワックスの塗り方

サーフボード ワックスの塗り方「サーフワックス&ベースコートをキレイに塗るコツ」

「ワックスの塗り方」の動画で使用しているサーフボード(ミッドレングス)はこちら

ベースコート(下地)を塗る

サーフワックス・ベースコートとサーフボード

新品のサーフボードやワックスを落としたキレイなサーフボードの場合、まず下地となるベースコートを1度だけ塗ります

ロングボードの場合は、ノーズライディングなどノーズ先端からテールまで使用面積も広いですので基本的にデッキ部の全体に塗ります。

ショート、ファンボード・ミッドレングスの場合、テイクオフ時に手を置く場所、ライディング時に足を置く部分になります。

波のコンディションなどでも多少スタンスも変わる場合があるので広めに塗るといいでしょう。

その際、予めベースコートの角を使って塗る範囲を決め、線を引いておくといいです。

塗る範囲が決まったら、「力を入れず」に薄く円を書くように塗ります。つぶつぶの玉を作るのがポイント。

なお、ロングボードの面積をしっかり綺麗に塗ろうとすると1時間とか、結構時間がかかりますので頑張りましょう。

ワックスの塗り方:ロングボードのサーフワックスを塗る範囲・エリア

例えばロングボードの場合ですと写真のピンクの網目状の範囲を塗るイメージです。

ロングではノーズライディングをしますのでノーズの先端からテールの方まで塗ります。

中央よりやや上めの部分は、テイクオフで手をついたりボードを握ったりする部分になりますので滑らないようにボード幅一杯に塗ります。

それ以外は横幅いっぱいに塗らなくても良い。

もちろんスタンディング時のことを考え、ある程度の幅は塗った方がいいですが横幅ギリギリまで塗る必要はありません。

その理由として、波待ちや方向転換などの際にボードの上に跨いで座るわけですが、夏場などサーフパンツや水着を着用している場合、ワックスによる擦れで痛くなることがありますが、横幅ギリギリまでワックスを塗らないことで、擦れ対策にも有効です。

ショートボード、ファンボード・ミッドレングスの場合、テイクオフ時に手を置く場所、ライディング時に足を置く部分に塗ります。

ワックスの塗り方:ショートボードのサーフワックスを塗る範囲・エリア
ワックスの塗り方:ミッドレングスのサーフワックスを塗る範囲・エリア

またファンボード・ミッドレングスではミニロングのようにノーズライディングも可能なのタイプもあります。ノーズライディングされる場合はロングボードと同様にノーズからテールまで塗ります。

ワックスの塗り方:ミッドレングスのサーフワックスを塗る範囲・ノーズエリアまで

あとは各々のサーフィンスタイルやクセもあると思いますので、使いながら塗る範囲を調整してください。

ちょっと粋に、こだわってワックスを塗りたい方にオススメの塗り方として…

全く何も塗られていないサーフボードにベースコート(下地)を塗る際、一番最初に、画像のピンクの線の通りにワックスの角を使って線を引くイメージで塗っていきます。

この時少し力を加えワックスで線が引けていたらOKです。

サーフワックスで格子状の線を描くことができたらあとは、線を引いた時よりは力を入れ過ぎないように薄く円を書くように塗り重ねていきます。

サーフボードに塗られたワックス

つぶつぶの玉を作るのがポイント。

次第に格子状に引いた線が浮かびあがりながらも全体的にワックスが粒状に出来てきて綺麗に仕上がります。

屋外でベースコートを塗るのはNG

サーフワックス「ベースコート」FAMOUS

ベースコート塗る際は、日光が届く屋外はNGです。

理由としてボードが日光で熱くなりワックスを塗ろうとしてもワックスがうまく付着してくれません。

仮に塗れたとしても綺麗に仕上げることはできないでしょう。サーフワックスはちょっとした熱でも簡単に溶けますので屋内や日光が届かない涼しい場所を選んで塗ることが綺麗に塗るポイントの一つです。

ワックスは同じ面だけで塗らない

ベースコートもトップコートも同じなのですが、同じ面だけで塗らない。

特に下地を塗る場合、時間がかかりますがワックスの同じ面だけで塗っていると若干ですが摩擦熱が発生します。

サーフワックスは溶けやすくなると綺麗に塗れなくなってしまいますので、塗る面をたまに変えながら塗り重ねていくと綺麗に仕上げることができます。

トップコートを塗る

サーフワックス

サーフィン前(海に入る前)に水温に合ったトップコートワックスを塗ります。

この時も円を書くように、あまり力を入れ過ぎず塗ります。ボード全体(塗る範囲)にWAXを塗り完成。厚塗りする必要はなく、グリップを効かせたい部分の表面に薄く塗られていれば十分にグリップが効きます。

トップコート(ワックス)はサーフィン前に毎回を塗ります。


※なお、サーフワックスは「滑り止め・グリップを良くする」ためのもので、塗り方に正解はありませんが、参考にしていただければ幸いです。

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